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農林業体験授業

先月、農林業体験授業で中学2年生4人(2日間で)がたまたま農園にやってきた。毎年恒例となりつつあるこの行事、種まきに草むしり、そして鶏さばき。
鶏をさばくことになった初日の2人は、物怖じせず淡々と解体。「今どきの子供らは…」と思ってた私の期待を大きく裏切ってくれた。
2日目の子供達はヒヨコに慣れるところからスタート。暑さに参りながらも草むしりに励む。
生き物に触れる、生き物を頂く。
様々なアプローチはあるだろうが、鶏肉を食べるときにそれを噛みしめてくれさえすればいい。
卵用の鶏の雄は生まれてすぐ殺処分され、肉用の雌は生まれてすぐ殺処分されるという現実を。
鶏を触って、絞めて、食べて、感じること。
決してタブレットでは感じることの出来ない、究極の生きるということを。
学校で学べないことを私はこれからも補助していきたいと思っている。
子供達、来てくれてありがとうな!
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# by ut9atbun61 | 2022-07-04 22:10

チャレンジ 1年生!

随分ご無沙汰になっていました。
この度、新しい事にチャレンジすることになりました。
詳細は下記のブログに掲載しています。
これからもどうぞよろしくお願いします!
引き続きこちらのブログも頑張りたいと思います。

https://ameblo.jp/ut9atbun61/entry-12741374229.html
# by ut9atbun61 | 2022-05-06 23:35

初めての再会!

震えるような感動ってあるのかな?
私はそんな事ありえないと思っていた。しかしそんな事が世の中にはあるもんだ。
昨日、私に会いたいという人達が訪ねてきた。その前日に柿木である人に出会い、
「海太郎に会え」と言われたらしい。有機農業者、キューバ好き旅人、百姓シン
ガーというから、さもありなん、さもありなん。
そして私の前に一人の背高の男性が立った。
「どうも、初めまして!〇〇天経といいます。」
その名前を聞いて、おや?と思った。どこかで聞いたことがあるな、えーっと…。
忘れっぽい頭を軽く叩きながら、記憶を辿っていく。そして
「あああ!ひょっとして、てんけい君じゃないか?」
私の大声に彼はぎょっとして、はて?となる。彼もまた記憶を手繰り寄せる…。
「ほら!あの、以前本を読んだとメールした。」
ダメ押しすると、どうやら思い出してくれたらしい。
「ああ、あの時の方!思い出した!!」
私たちおっさん2人は、人目を憚らず抱き合った。

18年前、農業を始めたばかりの頃、私は色々不安の塊を大事に抱えていた。
そんな時一冊の本に出会った。「畑で野菜をつまみ食い」(ふきのとう書房)
谷川俊太郎さんや小室等さんらに名を連ねていたのが天経君だった。
彼は、有機農業を志しながら、ギターを弾いて唄って暮らすという、まるで後
年の私の姿そのものだった。だから当然興味を抱かない訳がない。彼の事を調
べ始めたら個人のブログがあった。しかしそこに書かれていたものは…。
幸せな田舎生活の日常でなく、山から下りて幻覚や幻聴と闘う彼の姿であった。
当時心の病に出会ってしまい、農業も音楽も中断しているという。
私は我が事のようにショックで、矢も楯もたまらず、見知らぬ彼に励ましのメー
ルを送った。すると程なく、彼から感謝の返事が届き、これから出直すという。
それを読んで、しばし安心したかと思いきや、そのうち彼のブログが閉鎖されて
しまい、それっきりとなってしまった。初め頃は気になってはいたものの、私も
日常の忙しさにかまけて、彼の事はいつの間にか忘れてしまった…。

それから18年がたった今、天経君と初めて再会を果たしたのだ!!!
彼は笑顔に溢れていた。聞くと、10年ほど病に苦しみながらも、最近ようやく克
服できた(いや共生している)という。今は有機農園で働きながら大好きな歌を
作って唄っている、とギターを取り出した。
唄を聴いていると、何故だか乾いた涙が出てきた。とても乾いたすっきりした涙。
正直、唄のうまさは私とどっこいどっこいで、凄い訳ではない。
けれど心の声と土の声をちゃんと融合させている、土着の匂い。やっぱり私がピ
ンと来た人だな、と。天経君の苦労と百姓への賛歌、とても心地良いメロディー。
ひねくれ者の私にちゃんと届いた唄は本物の音楽だ!
もう本当に嬉しかった!


# by ut9atbun61 | 2022-02-18 23:21

新年はおめでたいか?

新年はおめでたい、と相場が決まっているようだが、私とってはどうにもおめでたくない。
年末年始は何かとバタバタして、今日ようやくゆったり出来た。

年末に嫁さんと子供が久々に里帰りしたので、さてさてようやく羽根を伸ばせる!と思っていたのだが…。
大掃除を一通りこなし、今年はおせちっぽいものを作ってみて、ついでに沢山の鶏ガラと猪骨を2台のストーブでぐつぐつ煮だす。
下処理が中途半端だったせいもあって、家じゅうが獣臭充満。母親はそれ以降、私の作ったものに一切手をつけなくなった…。
どうやらまた変なものを食わされると警戒している様子。仕方ないのでスーパーに出来あいのおかずを買いに行く…。

犬たちも犬たちだ。普段子供がやる朝晩の散歩をするのだが、要領の悪い私は、毎度綱を取り落としたりして逃がしてしまう。そうすると全く返ってこないし、私を見つけると更に遠くに逃げる。地団駄を踏んで悔しがるしかない。仕方ないのでなついてる近所の子供たちを呼んで捕まえてもらう。子供の一声で犬が駆け寄り、難なく捕まった様子を見るにつけ、自分の家での立場の無さを痛感した…。3回目離れた時は、もういいやとほったらかしていたら、いつの間にか帰ってきていたが。

今日は人並みに初詣にでも行こうと思い立ち、周南のBOOK OFFへお参りに。私にとって本が宗教(紙様)であるから。今回は本屋長居を邪魔する人もいないし(笑)、心置きなく本を物色する。
(ついでに服が半額という事でいつも大好きウエスタン&デニム系のトップス&ボトムスを購入。やっぱり古着はやめられぬ)
紙様へのお賽銭はちょっと奮発して3000円ちょっと。かわりに20冊の霊言を頂いて帰りましたとさ!

やっぱり今日はおめでたかったかな。

# by ut9atbun61 | 2022-01-03 23:22

今日のデジャブ

人間って本当にスローモーションを体感できるんだな、と今日2度思った。
午後から卵の配達。いつもの個人宅で、いつもの場所に卵を置こうと納屋に入った途端、濡れたコンクリートがたちまちフィギアスケート場になってしまった。つるつるサンダルで舞いながら、6個の卵と共にゆっくり宙を舞う…、ああやっちゃった、そう思ったらもう尻もちをついて、その周りに卵が散乱、勿論割れてコンクリートに幾何学模様が描かれた。

卵配達の後夕方から楽しい集まりがあり、それを十分堪能して帰宅。
その軽い足取りは、以前酢の除草剤で綺麗になった納屋の入口の傾斜を駆け上がる。すると今度はノルディックスキー場に大変身。勢いよく蹴り上げられたサンダルが、宙を飛ぶ。しまった!またか…、そのままゆっくりと視線は地平から漆黒の夜空へ移る。尾てい骨をしたたか打ったが、痛みより気になることが。先日薄手のハイネックセーターをネットで買い、昨日届いたので、早速身に着けていた。ジャンパーの下だが、袖をめくるとセーターの袖口は哀れ泥だらけ。オフホワイトのセーターが袖口だけミルクキャラメルカラーに!
情けないやら腹立つやらで…、終いには笑いが出てきた。もう決めた! 
つるつるサンダルを履かないではなく、もう絶対に白い服は着ないし、除草剤も使わない!!!

そして、さあ切り替え、切り替えと、がめ煮用の鶏ガラ出汁取りを始めるのでした。




# by ut9atbun61 | 2021-12-30 00:16