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感情にてもの言ふ事勿れ

先日、愛知トリエンナーレ不自由展再開にあたってコメンテーターが発し
た言葉。「津田さん(主催者)の主張は正論ではありますが、感情が無い
ですね。もっと日本人としての感情を込めて論を展開してほしいです。」
えっ?と思った。議論する上で感情を入れなければいけないのか?
更には日本人としての感情を求めるのは答えを求めているのと同等では?

また、最近話題の教師間のいじめに関して。「彼らは人間として許せな
い!」「二度と教壇に立たせてはいけない人たちだ!」 最近テレビの
中で生きる人たちの批判は威勢がいい。
でもちょっと待って、と言いたい。許せないと怒るのは簡単だ。また教
師をクビにしろと一個人がテレビで喋るのに違和感を感じる。勿論、私
もこの犯罪まがいの行為は許されないとは思っているが…。
今回の事件、何が一番問題なのかというのは、教師間の不法行為に対し
て、学校長や教育委員会が迅速で適切な対応を取らなかったという事に
つきると私は思う。教育界の上に立つ人達は、命をかけてもいじめに立
ち向かっていかなければならないのに。もし、初期段階で何らかの対処
をしてればここまでエスカレートしなかっただろうにとも思うし。
(決して加害者を擁護する訳ではないが)人間誰にでも魔がさす時はあ
る。初めはちょっとしたからかいから、それを周りが黙認・扇動すれば
歯止めが利かなくなっていく。40歳になるような教師に言う話ではない
が、それが現実なのだから、ちゃんと止めてあげなくては。構図が連合
赤軍事件と似てなくもないなと思う。
だから今回も刑事罰+社会的制裁も加わって世論が納得して終わっては
いけない。社会的制裁よりも大切なのは教育界の構造自体を見直す動き
にしないと、この加害者たちは抹殺しても、同じような事件がきっと起
こるだろう。
そして私たちが気を付けるべきは、個人として自由に感情論でモノをい
うのは結構、自己責任で行動に移すのも構わないとは思うが、テレビや
ネット・街宣といった不特定多数に広がりやすい媒体で感情論を訴える
事は控えるべきだと思う。空気というのは論理より感情で動かされる。
それで一旦傾いた感情論は、冷静な論議を受け入れず、異論を排除しよ
うという動きに変わってくる。とても危険だ。
最近その動きをとても強く感じ、なんかいや~な空気を味わっている。
勿論、こんな意見に反論があるだろうから、是非そんな方々とじっくり
話してみたい。


by ut9atbun61 | 2019-10-13 21:17 | Comments(0)