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ドック顛末記

4年に1度のオリンピックに対抗心を燃やしている訳ではないのだが。ただ単に
忘れて思い出したのがこのスパン。
4年前、人生初の人間ドックを受けた(更に遡る事4年、健康診断をしたっけ)。
その時、ゲップをして造影剤&バリウムを3杯飲んだ嫌な記憶が甦ってくる。
なので今年も恐る恐るJAの健康診断カーに乗り込んだ。
それが哀しみの始まりだった。

まず腹部エコー検査で。「あぁ、ポリープがありますね。」
と突然告げられた。「はぁ?」と私の驚きに、技師(?)は更にたたみかける。
「4年前にあったのがちょっと増えていますね。」
「いやいや、そんな話聞いてないですよ!」と私は語気を強めたが、
「4年前の結果では要経過観察と出てますよ。結果報告受けたでしょ。」
と涼しい顔をして言う。そんな診断見てないけど…、そんな…。
全身から力が抜けていく。
「しかし大丈夫です。大きさは2㎜程で、おそらく問題はないでしょう。
いぼみたいなもんですから、年に1回健康診断受けて経過を見て下さい。」
そんなんで安心できる訳がない。

凹んだ状態で、医師の診断へ。かなりのおじいちゃん、不安が募る。
勿論、最初にポリープの話を軽く喰らってジャブ。それから検査記録で、
「え、これはまずいんじゃないかな?」と医師が独り言。
 ??? ドキッとさせられる。
「4年前に54キロあった体重が、49キロ。これは問題だねぇ。」
なんだ、その話か。少しホッとして、
「あ、先生、それは大丈夫です。大体私は50キロ前後で推移してますから。」
「いやいや、これはやせ過ぎだよ。BMI値が低すぎる。」
「でも、体質なんですよ。体は軽いし、体調も良くていいですよ。」と返すも、
「痩せていると、栄養不足になり、免疫力が低下するし……。」
色々と挙げられると少し不安になる。確かに風邪ひきやすいしな。
「でも、なかなか太んないですが、どうすりゃいいですかね?」と聞くと、
「そりゃ、まずタンパク質を取る事だね。炭水化物も取って、ちゃんと肉魚を
食べなきゃ。」 私は思わず笑ってしまって、続けて返す。
「ご飯は1日5杯位食べてるし、肉魚も人より食べてますが、どうも太らない
んですよね。どうしたらいいでしょうかね?」
「確かに食べても太らない人もいるが、筋力をつける適度な運動も大切だから。」
(あの…朝から晩まで百姓仕事で鍛えてるんですけど…)と言いたかったがコン
ニャク問答になりそうでやめた。

そして、採血へ。意外と苦手。恥を忍んで告白すると、200cc献血で具合悪くな
った質。看護婦にその旨を伝え、「やっぱり個人差でしょうかね?」と尋ねると、
「いやいや、気の持ちようですよ!」とばっさりやられた。「貧血症だとか言っ
てますが、大体男性は弱いですね、女性は毎月血を見てるから平気ですがね。
20ccしか採らないので大丈夫です、さ、手を握って下さい!」
そういう意味じゃないんだけど…。何も言えず、かっこ悪くドックが終わった。

また途中、バリウム飲んで胃の検査を何とか乗り越えた後、下剤を飲む羽目に。
私はすぐ出るから大丈夫と断ったものの取り合ってくれない。
おかげで午後から大変だった。7~8回ほどトイレに駆け込み、百姓仕事に手が
つかない。更に体重が2キロ減ったのではないだろうか。
これだから、人間ドックは行きたくない。
また4年後にしようか、それとも経過観察のため来年も受けてみようか、今から
悩みどころだ。

by ut9atbun61 | 2018-10-31 22:28 | 田舎 | Comments(0)

追悼 マスター!

津和野の名物喫茶&バー『木の実』のマスターが今日未明に亡くなったという知ら
せを受けた。体調不良ではあったが、まさか…と言葉を失った。

マスターとは色々思い出深い。そもそも出会いが突飛だった。
ある日突然電話がかかってきて、
「木部に面白い人がいると聞いたから会いたい。」と。
そして現れた時は、何故か手にカメ。
何でも、道路を横切っていたから捕まえて土産にと思ったとか。
それから、音楽の話になって、サザンロックで盛り上がった。

その後、マスターが喫茶店をオープン、ちょくちょく顔を出しては話し込んだ。
音楽の話、政治の話、この町の将来について。毒舌が冴えまくっていた。
語るだけでは物足りず、時には喧嘩を売る事もしばしば。
お酒がそうさせているとの声も上がっていたが、私は本音を言っていると信じて
いた。決して間違ってはなかったし、口の悪さが故に正論がくすんでしまってい
ただけに過ぎない。そんなマスターが大好きだった。

またある時、友人とお店で飲んで、マスターの部屋に泊めてもらった事がある。
炬燵にごろ寝で、夜中3時頃、酒が醒めて、目も覚めた時に、運悪くマスターに
捕まり、朝まで津和野改造論に付き合わされた。翌日は眠くて仕事にならず。
今やとても良き思い出だ。

昨年は、隣町の民族派百姓と自称“左翼”である私のトークライブを開いてくれて、
マニアックに盛り上がった。それから会う度に、「また今度面白い企画をやって
くれよ!」と言われ続けていたところだった。私もそのうち、そのうち、と思っ
ているうちに今日の日を迎えてしまった。

こんなになるんだったら、町長でも立候補して、マスターとこの町を混沌とさせ
たかった!冗談を本物にしようというのが、マスターとの密約だった。

甚だ残念! まだ「ご冥福を」なんて祈りたくない!
ここら辺りを彷徨って、まだまだ毒舌を吐き散らして欲しいですよ、マスター!




by ut9atbun61 | 2018-10-25 23:29 | 田舎 | Comments(0)

たまたま通信10月号

随分秋めいてきました。
たまたま農園も冬に向けて新鶏舎に取り掛かり始めました。
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by ut9atbun61 | 2018-10-11 21:37 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)