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田中家の漫画事情

先日、所用で出雲に行った際、ブックオフに寄って久しぶりに大人買いをした。
と大げさに言っても、10冊で2500円ほど。中々よい買い物だ。
満州史や松本清張・中島義道といったお気に入りに加えて、関川夏央の『知識的
大衆諸君、これも漫画だ』に手が止まった。そして導かれるままに、漫画コーナ
ーを漁ってみた。
そこで手に入れたのが、『国が燃える』本宮ひろ志と『カレチ』池田邦彦。
南京大虐殺の場面ですったもんだがあった満州浪人の志と、昭和の長距離列車車
掌の志が交錯した。その熱さは、レジに向かう私の手にジンジンと響いてきた。

漫画は情報収集と感情移入が早い。手軽に頭と心に叩き込める。作者の思いも、
正確に伝わってくる。歴史や社会問題に深く入り込み具合は専門書レベルに達す
るものもある。今まで敬遠してきたのを最近後悔しているほど。

ただその一方で、子供ののめり込み方は尋常ではない。
個人差があるのだろうが、ゲームやアニメを極端に制限している我が子(特に長
男)たちは、唯一の娯楽と思い込んでか、私の本棚から漫画ばかり引っ張り出す。
読むと言っても、『三国志』と『サザエさん』、『あぶさん』しかないのだが。
それを読みだしたら止まらない。口を半開きで、何を問いかけても反応は無し。
全く普通の本を読まなくなった。文字から湧き出てくる創造力に浸る心地良さを
味わって欲しいだけに…。
ここで大人が出てきて、「本を読め!」と叱り飛ばすのがいいか、黙って漫画に
飽きるのを待つだけか、難しいところだ。取りあえず、時折子供の横に座っては
グチグチと独り言を放っている。

いずれにせよ、これから(私にとって良い)漫画探しの旅には出掛たいと思って
いる。

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鉄道マニアの心と涙腺をくすぐる名著だなぁ!
by ut9atbun61 | 2015-01-29 22:36 | | Comments(0)

むのたけじ 礼賛

日本一小さな新聞「たいまつ」の主宰(兼記者)だったむのたけじさんが、
今年100歳を迎えた。しかしただの好々爺ではない。
“闘う100歳”!口角泡を飛ばす。益々、舌鋒鋭く権力者共を批判する。
バック(後ろ盾)には何も持たない、ただの一個人で声を上げる真のジャーナリス
ト。論理性というよりは、歴史の生き証人としての絶対的説得力で軍配が上がる。
以前、「朝生」に出てた時、田原総一郎に「あんた誰?ジャーナリスト?」とあし
らわれてたけれど、田原氏自身の浅学を披露したようなものだった。

1945年の敗戦後、責任を感じて朝日新聞を辞めて、故郷秋田で「たいまつ」
を創刊。農民に寄り添って長年、自立した言葉を紡いできた人だ。
この「たいまつ」に憧れて私は“お遊び”「たまたま通信」を出している。

「青年の<青>は春の色をあらわす。春は耕す季節であり、耕すにはまず土を掘り
返す。<農>という字には、土を柔らかくときほぐす、という意味が含まれてい
る。柔らかく弾力のあるものでないと、豊かな生命を宿すことは出来ない。青年
の可能性は、弾力の中に宿っている。惰性の思考は思考の枯渇であり、そのあら
われは老人にとっては自己葬送であり、青年にとっては自己否定である。」


「生物を飼わない農家は、農家じゃない。雑草の生えない農地は、農地じゃない。
物言わぬ農民は、農民じゃない。歌を歌わぬ農民は、もっと農民じゃない。人が
歌わなきゃ、土も歌わぬ。歌わぬ土に、良い成りものができるわけがない。」




インタビュー最後のメッセージは沁みた。
現場を知らぬという反論も聞こえてきそうだが、むのさんだったらやりかねない!
by ut9atbun61 | 2015-01-26 23:13 | Comments(0)

葬式鉄

もう間もなく、ブルートレインが姿を消す。
(厳密にいえば「サンライズ」は夜行電車)
しかし最近、その雄姿を惜しむ報道よりも、葬式鉄にどう対処するかという話題
で持ち切りだ。何とも悲しい話である。
そもそも、葬式鉄とは何ぞや?
廃線になる路線や、廃車になる車両のラストランを現地で見守ろうという人種の
事だそうだ。特に最近はこの手の者達が増殖している。そして一部のマニアが暴
走して、公衆の至る所で迷惑行為を働いている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1501/21/news051.html


同じマニアとしては、葬式鉄の気持ちが分からないでもない。
最後のひとときを一緒に過ごしたい!
賑やかに派手に、列車を見送ってやりたい!
最終列車がホームを離れる時、口々に「ありがとう!」「お疲れさん!」という
声を聞くと、私も嬉しいやら哀しいやらで涙が出そうになる。
最早鉄道は、擬人化されているのだ。“鉄道むすめ”なるものがある。
そうすれば、さしずめブルートレインは、“ハイカラじいさん”かな。

けれど、余りにも自分勝手過ぎる行動ばかりだ。ええ大人がなんでそこまでする
のか…、と。マニア度が増すに反比例して社会常識というのが失われているよう
な気がする。周りが見えなくなるほど好きなのは、決して格好良くない。
いくら騒いでも、カメラに収めてもブルトレが廃止されるのは変わらない。
問題を起こせば、それだけ規制が厳しくなっていくのに。
皆が飛びつくからオレも…、というような集団心理が働いてるのでは、と思って
しまう。おそらく、北海道新幹線の開業式にも彼らは乗り込んでいき、同じよう
な騒ぎを起こすであろう。新幹線がブルトレを駆逐していっているはずなのに…。

鉄道マニアは余りにも市民権を得過ぎたのだろう。
いっその事、一度、“平成の鉄道大弾圧”でも起こるといいかもしれない(笑)。
政府からJRロゴの踏絵などを強要されたりなんかして。
“隠れ鉄”が出てきて、少人数でひっそりと鉄道を愛でるこそ本来の姿だ。

そんな妄想に浸っている前に、新幹線やリニアだらけの日本列島になったら、私
はさっさとマニアを引退するだろう。
そうして“元鉄道マニア”という肩書でマニア分析でもしようかな。
by ut9atbun61 | 2015-01-22 23:10 | 鉄道 | Comments(0)

新しい仲間たち

 我が農園に度々相談が入る。
「卵を産まなくなった鶏を引き取ってはくれないだろうか」
鶏を飼うもの皆が抱える悩みの一つと言っていい。
それをうちは可能な限り受けてきた。
うちとしては、食用がやって来たも同然。飼うのに支障が無ければ、むしろ有難
い話だ。もっと言えば、ちょっと産まなくなったものを引き取って、暫く育てて
いると、産み出す場合だってある。飼育方法や季節によって産卵は大きく左右さ
れるもの。

今回は津和野のホテル経営者より話があった。
今までホテルで飼っていた鶏を処分したいとの事。
その鶏達を見て驚いた。たまたま鶏の2回りを上回る大きさ。もこもこまるまる。
一瞬、「これは旨そうだ‼」と声を上げそうになった。
けれども、じっくり観察していると何か違和感が…。
眼がトロンとしていて丸で覇気がない。私が手を伸ばせば、メスはすぐに捕まえ
ることが出来る(普通声を上げて逃げ回って捕まらない)。オスも同様。無抵抗。
“たまたまオス”達なんて、目を合わせただけで、爪を立てて因縁をつけてくるほ
どなのに。明らかに普通でない。
えさをやる。大義大義にぞろぞろ集まってくるが、濃厚(配合)飼料には向くが、
手作りには目を向けない。こりゃ偏食、食べ過ぎ、栄養過多だ。ひょっとしたら、
メタボ、または糖尿気味になっているのかもしれない。
この肉々しい身体ながら、不健康姿はあまりこちらの食欲を誘わない…。

よし、少し鍛えてやらねば!過激な食事制限と運動。
目標1か月で締まりきった肉体とダシの出る堅ーい骨質に仕上げてやろう!
by ut9atbun61 | 2015-01-19 22:38 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

グロウブ号

先週ようやく腰の痛みがひいてきたかと思ったら、今度はインフルエンザが訪ね
てきた。よくもまぁ、飽きずにやってくること。
無下に追い返すわけにもいかず、即座に人へなすりつけるわけにもいかず。
もうこうなったら、とことん付き合っていこう、…とのんびりすることに。
ストーブを焚き焚き、確定申告の準備や空き家調査の準備などを進める。

夜は、井上ひさし氏の『グロウブ号の冒険』という未完の小説を読んでいる。
随分長い間、構想していたものらしく、ユートピア探しの集大成だとも。
言語、文化、歴史、地理、数学と知識もさることながら、とにかくスケールがで
かい。インフル菌からも解放されたかの錯覚をもよおす程。
近年の社会情勢批判を織り込みながら、いつ大どんでん返しがやってくるのか、
毎晩ワクワクしながら少しづつ読み進めているところ(勿体無いから)。

おそらくインフルエンザが私のところから居なくなる頃には、枕元から本も消え、
お気に入りの本棚に綺麗に収まっている事だろう。
by ut9atbun61 | 2015-01-15 20:15 | | Comments(0)

たまたま通信1月号

 本年初のたまたま通信。
配達も今週から再開です。
年配のお客さんが早速肺炎や入院などで、お休みが3件。
その一方で、新年早々、横浜へ卵とポン菓子、大量発送。
新しい流れも出来そう!

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by ut9atbun61 | 2015-01-08 23:52 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

今年を占う

いてて…、新年早々、全くもって…!

昨日、母親の強い希望で萩の温泉に泊まりに行くことに。
朝のうちに鶏用のケール葉を収穫して、さあ、と曲げた腰を伸ばそうとした途端、
ピキッ!!と腰を火花が横断した。一瞬、上半身と下半身が分断されたと錯覚する。
その痛みから、その場にへなへなと座り込んでしまった。
そして、地面の薄氷と草霜がひんやりと頭を冷やしていくうち、「ああ、これが
ぎっくり腰というやつかあ!」と変に感心してしまった。
今まで腰を痛める事を知らぬ人間にとっては、ただただ新鮮味溢れた痛さ。

どうにかこうにか家に戻り、パソコンで調べる。安静にしてとにかく冷やす。決
して患部を温めない、って事は、温泉なぞもってのほか、か…。
温泉地に行って、シャワーを浴びる。おまけに車に揺られて、更に痛みが増した
ような。

昨年、私は40を迎え、今年は“後厄”というそうだ。
厄に後先もあったもんじゃないと思うのだが、そうでもないらしい。
矢張り、日頃より信心せずが祟ったのかもしれない。
おまけに、今年は珍しく、家族の初詣でについてきたはいいが、余りの人の多さ
に、終始文句ばかり呟いていたのが、稲荷の神さんに聴かれたのかもしれない。
とにかく、幸先悪いスタート?となったのだろうか。いやいや…。

ただ『人間万事塞翁が馬』という好きな言葉がある。
良し悪しなんてのは、年の終わりにでも振り返っていればよろしいんであって、
私は目の前の出来事に一喜一憂しながら平凡に生きていければ幸せなのかもしれ
ない。
よって、ぎっくり腰なんて、新年早々お目出度い!
幸先良いスタートを切らして頂きました! 
と、鏡に映ったひきつり顔と睨めっこしながら、今年を占ってみたい。
by ut9atbun61 | 2015-01-06 22:33 | 田舎 | Comments(0)