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ケータイ考 Ⅰ

私はケータイを持たない。
今更、あーだこーだ持論を述べてもしょうがない。ただ面倒臭いから。

 最近うちの嫁さんがケータイを失くした。本人は上から下への大騒ぎ。
私は傍目で見守る。心配そうな顔を作りながら、「どーしたんだろうね」と心にもない事を
言う。そして「きっと見つかるよ」と、新しいのを買わせない作戦に終始する。

 あれから1ヵ月。無いなら無いで嫁さんも半ばあきらめ節。
そして私は思った。「ケータイ要らない」なんて大口を叩いていながら、外出時には嫁ケ
ータイを持ち歩いていたが、これほど不便だとは!しかし無いと分かると、約束時間を守
る努力をするようになったし、忘れ物も多少減った。常に携帯に頼らない自立心と緊張感
を持ち合せるようになった。これは進歩だ!このままケータイの無い暮らしを続けよう。

 今日の夕方、外で作業していると、室内からすっとんきょうな大声。「あったー!!」
はー。出るのはため息。しかし気を取り直し、顔を作り直し、「そりゃー、よかった」。

 また今晩から、ヒキガエルよろしく窓際にへばり付いて(電波が入る)、ケータイをポチポ
チ扱う光景がみられる。その近くで私はパソコンをカタカタと鳴らしてる…。現代的だわね。
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by ut9atbun61 | 2013-05-29 22:20 | Comments(0)

田んぼ

今日は集落の泥落とし。田植えの終わりを告げる祭り。
飲めや呑めやの大宴会。そのまま益田のネオン街に消えていった連中も。
私はほろ酔いを醒ましてから、家に戻って農作業。
先日田植えしたところに米ぬかを撒く。米ぬか除草ってやつだ。
毎年やっているが効果はまあまあ。途中、田車に入ったり草取りも少しばかり。
 そこで今年は新たなチャレンジ。
吉賀で最近流行っている(テニス)コートブラシ除草に取り組む。
田植え数日後にコートブラシで全面をなでるようにひっぱりまわす。意外と楽で除草効果
もいいそうだ。そこで私は一工夫。コートブラシを掛けて、更に数日後に米ぬか散布する。
 全身ヌカまみれになって薄暗くなり始めた田を歩く。まとわりつくブヨ。だが気持ち好い。
白濁していく田んぼを見てふと思った。これで成功したら、田草取りには入らなくて済む?
でもそれも何だか寂しい。田んぼに入って草と向き合う時間は意外と楽しい。腰の痛さを
差し引いたとしても…。
だから、だから、ほどほどに草が生えていて欲しいな。
そんな贅沢な気持ちを抑えながら私はヌカを撒き続けた。カラスが見下ろす夕闇の田…。
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by ut9atbun61 | 2013-05-26 21:40 | 農業(有機) | Comments(0)

画伯のお仕事

 最近、うちの画伯にもちょっとした仕事が舞い込んでくるようになった。
「アー忙しい」と言っている割には、すこぶる機嫌がいい。
私もチビ達も小言節が耳に入ってこないので甚だ嬉しい限り。
 今回の依頼は益田普及部(県)。23人の似顔絵を描くというもの。
締め切りに悩まされながらも何とか完成。
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完成した満足感からか、急に態度がでかくなって「これカラーじゃないんだね」なんて
不平を言いだした。オレは知らねえ…。
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by ut9atbun61 | 2013-05-22 21:23 | 田舎 | Comments(0)

農民作家、大いに語る

 農民作家の山下惣一さんがおくがのにやってきた。反TPPの取材だとかで。
うちの師匠とは長年の付き合いがある。
この方の文章はいつ読んでもスカッとさせてくれる。分かりやすい言葉とリズミカルな文
章。それにただ溜飲を下げるだけではない。真理をストレートに語ってくれる。

 つい先日も朝日新聞に寄稿されていた。
「経済成長するほど、農業や地方が疲弊してきたのがこれまでの歴史です。自然を相手
にする農業は成長してはいけない。去年のように今年があり、今年のように来年があるの
が一番いい。私たちはこれを安定といい、経済学者は停滞という。」

 昨晩は、遅くまで山下氏、師匠、編集者と語り合った。
反TPPという顔をしながらも私たちは、TPP勝手にしろと放言する。結局本当に困るのは
消費者であって、農業者は高望みをしなければ食いはぐれる事はない。
唯一つ、農耕(農村)文化が滅びていくのは忍びない。だから一応反対しとこう。
しかし山下氏は「ざまあみろ!」と高笑い。やはりスケールが違う。
私は何の根拠も自信も持ち合わせてないが、ビールの力も借りてすこしばかり大きな気
持ちになれた。

 山下氏の若かりし頃、九州は佐賀の「玄海派」という同人誌に所属していた。実は私の
母もその当時常連の書き手だった。お互い見知った仲。
そうした不思議な、不思議な縁というのが時々転がっている。
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by ut9atbun61 | 2013-05-18 23:06 | 田舎 | Comments(0)

たまたま農園~またまた~

(心臓の弱い方、グロ苦手な方注意!)
 またまたやられた。
今朝鶏小屋(先日とは別小屋)に行ってみると…、片目をえぐられた地獄絵が…あった。
蛇を愛し、無暗に殺生をしない動物愛護を自認する私も流石に袋の緒が切れてしまった。
必ず捕まえたら八つ裂きにしてやると意気込んで、罠を入り口付近(少し扉を開けて)と
小さな隙間に設置。鉄パイプを用意して夜を迎える。
自然界も人間同様、犯罪の残虐性が増しているのだろうか?
久々に血が騒ぐ。
明日どうなってるんだろうか?
ちなみに現場検証の写真。
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by ut9atbun61 | 2013-05-14 23:45 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

たまたま農園~謎の濫入者~

 最近、平穏無事だったたまたま農園に暗雲が。
昨朝、鶏小屋に行ってみると、鶏が一羽うずくまっている。
また風邪かコクシジウム菌か?と不安になる。
隔離しようと身体を掴むと硬直してる!はあ、死んだか?
身体を持ち上げてもっとびっくり。
片目が…無い。綺麗にえぐり取られてしまっている!他は傷一つないのに。
「なんだこりゃ。」思わず声を上げてしまった。
今まで様々な獣にやられた鶏達を見てきたが、こんなケースは初めて。
B級ホラー映画よりリアルでおぞましい。
写真に収めたい気もするが、夢に出てきちゃかなわない。
とりあえず遺棄して、罠を仕掛けて様子を見る事に。
今朝は何も変化なし。
しかし今回だけは、何としてでも正体を暴いてやる。
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by ut9atbun61 | 2013-05-11 22:34 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

ど根性!アスパラガス!

アスパラガスの最盛期。
たまたま農園も朝一で収穫・出荷段取りをする。

ところで数日前、益田Aコープに出荷した時の事。
私がコーナーに並べ始めた頃、同じ農青連の友人も出荷に現れた。
「やあ」と言って彼が箱からおもむろに取り出したのは、何とアスパラガス。
真っ直ぐに背筋が伸びた濃緑アスパラ達はお行儀よく透明袋におさまっている。
程良い太さに、下まで柔らかそうな茎。それらは次から次へと並べられていく。
たかだか10袋程の私のカゴは閑古鳥、彼のカゴにはアスパラがひしめき合っている。
「へえー、アスパラ作っとるん?」と手元を隠して冷静さを装う。が、バレバレ。
「そうだよ。ちょっとだけど最近作りだしてね」と彼は私のアスパラを一瞥して涼しい顔。
聞くと栽培面積は私より少ない。おかしいな。あ、そうだ。
「それにしては随分量を出すね。それに綺麗だし。ハウスでやってんだろ」
「いや、露地だよ」「えっ?」何故こんなに違うのだろう…。

 彼と別れて、私のアスパラをまじまじと見つめる。
小指から親指2本分までの大小バラバラ。其々が好き勝手な方を向いていたのを何とか
出荷テープで縛り上げゴマ化している。しかし先っぽは正直。コウベを垂れてる奴もいる。
色は薄いし、身体に締まりがない。まるで若者と中年親父の対比の如し。
それでも味は負けないぞ…と言っても奴のは食べた事ないので分からない。美味そうだ。

彼の田んぼはバークたい肥を山ほど入れて土がふかふかにして栽培暦に従ってきちん
と育てている(無農薬有機かは分からない)。一方私は、自家鶏糞、落葉、ヌカ、雑草、
ありとあらゆるものを放り込み、ほったらかし。時には段ボールを敷いてその紙を破って
出てくるアスパラは見事しか言いようがない。別にチャレンジしている訳ではないが、有
機物を上に上に載せていった結末。

こうなりゃ、やけくそ。たまたま農園のアスパラは特別栽培だ。
名付けて“ど根性アスパラ”!! 甘い紫アスパラもおすすめ!
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今年からは卵配達時に併せて野菜販売にも取り組みます。
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by ut9atbun61 | 2013-05-09 21:42 | 農業(有機) | Comments(0)

Levonと共に

 毎日の農作業は心身共に草臥れ果てる。
それを和らげてくれるのは、やっぱりLevon Helm.
死して尚、魅了する唄声とドラミング。


"Poor Old Dirt Farmer"アメリカの老農夫のつぶやき。
いくら収奪・農薬・遺伝子組換えにまみれていようが、独りの百姓として生きる姿は共にある。
哀愁漂ってくる佇まい。それを唄うリヴォンも百姓。最晩年の唄声は鬼気迫るものがある。
頭空っぽにしてただ耳に入れていくだけ。明日の農作業に向けて…。
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by ut9atbun61 | 2013-05-07 22:41 | 田舎 | Comments(0)

そして誰もいなくなった

 5月3日。今まで毎年、自分がのんべんだらりと生きて来れた事を感謝する日だった
けれど、最近はきな臭い動きがあらわになってきているので祝日の気分でなくなった。
もっと言えば、何十年も日本の政治を動かしてきた大政党に文句は言いながらも、どこ
かで安心して任せてきた面もあった。しかし今は不安でしょうがない。
今日は憲法記念日。ちょっとリアルな話を。

 護憲というと、すぐに「左」だとか「アカ」だとか言われるが、意外にそうでもない。
左に行き過ぎている人達(私を含め)は、すぐに感情論に走ったり、話を聞かなかったり、
余りよろしくない。そこで期待したいのは、リベラル保守自民党の面々。
冷静且つ現実的でありながらリベラル。私が最も尊敬出来る政治家達。
その方々がおられたからこそ今の平和日本があると言っても過言ではない。
その一方で政権中枢に居られる時は沈黙してて、引退して主張される方も?

白川勝彦氏(元自治相)

古賀誠氏(日本遺族会会長)
「憲法は占領下で米国に押し付けられたと言われるが、日本の平和(を守る)という意味
で世界遺産に匹敵するぐらい素晴らしい」「憲法改正(論議)の中で『世界の国々に負け
ない武力を持つことが大切だ』という若い人たち、力の信奉者の声が大きくなっているの
は大変危険なことではないか」

河野洋平氏(元議長)
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加藤紘一氏(元幹事長)


野中広務、亀井久興、後藤田正晴、鯨岡兵輔…遡れば、ってお前は自民党マニアか!
と思ってたら最早誰もいない…。
皆立派な人は引退してしまって、残りはカ…(いや失礼)ばかり!!
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by ut9atbun61 | 2013-05-03 23:55 | Comments(0)