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米作り

 ようやく稲刈りも終盤。
おくがのの黄金色のじゅうたんも今や殺風景な切り株アート。
晩秋の風物詩へと早変わり。

 我がたまたま農園の5反ある田んぼも残すとこ4畝の赤米のみ。
今年の出来は、まあ平年並みというところか。しかし無農薬田は少しずつ収量が
増えている手応えを感じる。来年への奮起の材料となりそう。

 4反の減農薬田はコンバイン&乾燥機であっという間。
1反の無農薬田は櫨干しでじっくりやる。

昨年と同様、雑草の勢いは何故だか、除草剤使用田の方が若干多め。
意外に除草剤を使わずヌカと田車で頑張った方はコナギが少々ある程度。
思うに、除草行為は化学・技術云々でなく、本人のやる気次第にかかっているのだろう。

 12回目の米作り。飛躍的進歩は皆無だが、ホント少しづつ、少しづつ、理想とする米作
りに近づいていってるような気がする。勿論納得はいかないが。
 しかしそれを達した頃には草葉の陰から何とやらになってるのかもしれない。
その程度(未完成)でごちゃごちゃやっているから、農業は面白い。
by ut9atbun61 | 2012-09-26 21:41 | 農業(有機) | Comments(0)

鶴見俊輔

 読書の秋。
昼間のせわしさをかき消すように、夜の静けさが頁を進めてくれる。
今月既に4冊目。さしずめ“乱読の秋”か。

 中でも「日本人は何を捨ててきたか」は牛乳を噛む様に読んだ。
鶴見俊輔と関川夏央の対談。両者とも好きな人だけに新刊を迷わず購入。
特に鶴見俊輔氏は最も好きな思想家。御歳90ながら未だ個人の声を発し続けている。
 氏の凄いところは、分かりやすい言葉(個人の言葉)で社会に踏み込む。そして未来を
信頼している。ややもすれば悲観的な将来像を語りがちだが、彼は安心しきっている。
しかもその原動力は、進歩的知識人としてでなく、完全な個人。一個人としての視点を大
切にしている。彼の言は一見、えっと思わせるが、いつの間にか納得してしまう。

「(サリン事件の河野義行さんの穏やかな反論を挙げて)未来のうねりとしては、思想より
も語り口。語り口がある思想の伝達になる。」これはまさに個人を重視した発言。

「高度経済成長で日本人が具体的な経済的目標を見つけて皆がまっしぐらに進むという
空気の中で、個人は少しづつ見えなくなっていった。」
それは“いい人”が世の中と一緒にぐらぐら動いていくからダメだという。氏は“悪人”こそ
必要と唱える。悪人とは孤立しても生きられる人。つまり連帯などしない「子どもの悪人」。
大人の悪人は結局群れるからダメとの事。
正義の連帯などハタ迷惑で、国ぐるみの戦争否定には、国ぐるみというところにある種の
脆さがあるという。ここまで徹底するのは、自らが率いたべ平連の活動に良し悪しがあっ
たからこそ。

 「主な力は自分個人と、他の個人にある。」
また知識人達に向けての警鐘なのか、個人を言い換えて「ただの人」の重要性も述べる。
「『ただの人』から外れることを危ないと思うセンスの人は、『ただの人』でなくなる。大きな
運動のリーダーや牽引者になると、選択肢が狭まってきて自身が視野狭窄になってくる。
それすら分からなくなってしまう。」

私の中では鶴見氏は平和的アナーキスト。決してマジョリティーにはなれないが、個の集
まりが社会を良い方に動かしていってくれると信じたい…。
 鶴見氏の遺言とでもいう本書。何度も繰り返し読みたい本。
by ut9atbun61 | 2012-09-23 22:39 | | Comments(0)

 ハミ

※ヘビ,グロが苦手な方はご注意ください!というか見ない方がいいです。

稲刈り時期になるといつも出くわす“ハミ(マムシ)”。毒をもった危険極まりないヘビ。
昔の人は、焼酎に漬け込み、飲み物や傷薬として重宝していた。中には生のまま齧り
つく人もいたとか。

今日も稲刈り中に見つけ、頭を切り落とし、久しぶりに皮を剥いだ。
皮は内臓もろとも気持ち良い程に剥がれる。その下から綺麗な肉が現れる。
さしずめウナギの赤ちゃん。栗やキノコには到底及ばないが、夏バテを吹き飛ばす勢
いのB級版秋の味覚でもある。

家族のブーイング覚悟で持ち帰ると、家の外が何やら騒がしい。
「大変!ヘビだ、ヘビだ。」
犬小屋の脇でとぐろを巻いているのは、まぎれもなく“ハミ”。
先代の犬が咬まれて大変だったのを知ってか知らずか、我が愛犬は尻尾を縮込ませ
低姿勢で唸るだけ。遠巻きで息を呑む子供達を手招きして、「よく見とけよ」。
早速捕まえて頭を切って、皮を剥いだのだが…。
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どうもお腹が大きいと思っていたら、肥大化した内臓から何やら蠢くものが。
よく見ると、ハミの赤ちゃんが絡み合っている。それも1,2匹どころではなさそう。
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内臓の薄皮を破るとそこから…。形容詞は人様々なので、ここでは愛くるしいという表
現に留めておこう。
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「ごめん」とつぶやきながら、鎌を振るって6匹の誕生まもない命を絶つ。

2匹の親ハミは、ザク切りにして唐揚げで頂いた。
子供らは恐る恐る手を伸ばしながらも、美味しいと言ってくれた。
by ut9atbun61 | 2012-09-19 22:12 | 田舎 | Comments(0)

ニール・ヤング

 今月のライブinそば屋vol.4は9月22日(土)。
私達“おくがのリズムセクション”とギター&ドラムの実力派2人組“アオゾラ”。
それにもう一人、県外からやってくるかも。
時間は18時頃から一時間程度。
まだまだ知名度は低いが、定着目指して地道に楽しくやっていこうと思います。

 最近バンドでニールヤングの「Ohio」をカバーしている。かなり政治的な内容。
確か9.11の時も、アメリカのTVで(放送禁止中の)イマジンを歌って物議を醸しているし。
一方大の鉄道マニアという意外な面も持ち合わせているとか。
とにかく年を重ねてなお、格好好い人。


ヘビーなギターリフに揺さぶられるかと思うと、

涙をそそるような名曲も作る。
 SSW界ではボブディランとの双璧だ。実際そんなのでは括れないけれど。
by ut9atbun61 | 2012-09-17 23:43 | 音楽 | Comments(0)

ハチと戯れながら

 夏野菜達もそろそろラストスパートをかけ始めた。
そろそろブルーベリーもという事で、手当たり次第に収穫中。
最近は鳥のついばみに加え、多種多様なハチ達が裂果実に群がる。
ミツバチ、アシナガ、スズメバチに加え、オオスズメバチまでも。
こっちもそうそう怯んではいられない。少しでも沢山収穫して、現金収入にと立ち向かう。
ハチ達も巣作りや子育てでは無いので襲いかかる事はまずない。警戒して私の周りを
飛び回るばかり。
 私は意外とヤワな人間で、以前オオスズメに小指の先を刺されただけで(息苦しくなっ
たので)、病院で点滴をする事に。今度刺されたら…という不安を拭いつつも逃げる訳に
はいかない。

 一方うちのカミサンはさしずめ鉄仮面。オオスズメに刺されてもけろっとしているし、職
場で生がき集団食あたりの中、唯一人元気だったという伝説を持つ。
少々刺されても平気なくせして、極小ハチを見た瞬間、子供を盾に逃げ出す始末。
世の中不均衡に出来てるもんだ。

 そうは言いつつ、明日も忙しい稲刈りの隙間を見つけてはブルーベリーを収穫せねば。
by ut9atbun61 | 2012-09-15 23:54 | 田舎 | Comments(0)

開国か 鎖国か

 うちの師匠(おっさん)の友人に篠原孝という方がいる。
現在評判の悪い民主党の議員さんだが、数少ない“まともな人”。
一般的には農林族のレッテルだが、そう感じさせない人物。
その方の本を読めと言っておっさんから手渡された本、「TPPはいらない」。
余りにもストレート過ぎるタイトルに、手が伸びずに1カ月ほど山積み状態。
昨日一念発起で、気合を入れて夜更かしして読んだ。

農水副大臣だけあって、TPPを分かり易く丁寧に解説しながらも、内容を深く掘り下げ、
アメリカの思惑も垣間見る事ができる。でもその辺りは肯定の域から出ない。
私が何よりも共感できたのは、「第3の開国、平成の開国」の言への批判。
明治維新や坂本竜馬の華やかさに引きずられるように、開国=善、鎖国=悪と捉える
世間に警鐘を鳴らしている。本書の親日派の言葉に心打たれた。

初代駐日公使ハリスの日記。
「厳粛な反省-変化の前兆-疑いもなく新しい時代が始まる。日本の真の幸福となるだ
ろうか」
「衣食住に関する限り完璧にみえるひとつの生存システムを、ヨーロッパ文明とその異質
な心情が破壊し…」

通訳のヒュースケンの日記。
「いまや私がいとしさを覚えている国よ。この進歩はほんとうにお前のための文明なのか。
この国の人々の質樸な風習とともに、その飾り気のなさを私は賛美する。この幸福な情
景がいまや終わりを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳を持ち込もうと
しているように思えてならない」

 戦後から高度経済成長、そして現在まで西洋にひたすら向いてきた。開けっぴろげに
何でも受け入れてそれなりの恩恵を受けてきた。
もうそろそろ、門を閉ざしてもいい頃じゃないかと思うんだが。
鎖国だ、ちょっとだけ鎖国をしよう。江戸時代も意外といいもんだよ。
自分の足元を見つめ直して、しっかり踏み固める必要があるから。
by ut9atbun61 | 2012-09-12 21:25 | | Comments(2)

ブルーベリー

 今年も豊作だったブルーベリーもそろそろ終わり。
ラストスパートよろしく樹も実を鈴なりにつけ始めた。
あまり肥大化しないが十分に甘味はのっている。

 そこで今年は加工に着手。
裂果や未熟果はブルーベリーソースに。先日のグラントアイベントで好評だったブル
ーベリージュース&ソーダとしても使える。その絞りかすは、かみさんの知恵でブル
ーベリーケーキへと化ける。

 そして完熟果実は焼酎と氷砂糖に漬け込んでブルーベリー酒に。
以前、朝鮮で頂いたブルーベリーのお酒が大変美味しかったから。
私自身お酒は大変弱いが、それでも九州人。焼酎をちびちびやるのは嫌いじゃない。
折角のブルーベリー、作らない手はない。

(写真を撮ったはいいが、パソコンが機嫌を損ねてよみとってくれなかった)
by ut9atbun61 | 2012-09-09 23:20 | 田舎 | Comments(0)

たまたま訪問 第4回

久々のたまたま通信ブログ版。
今回(7月末)は柿ノ木のエコビレッジ内にあるオーガニックカフェ アヤ さん。
画伯自らの強い希望で取材にいくという。なので今回は伝聞形式。

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以前より、こだわった食材を使って体想いの料理を提供している事を聞いていたので、
今年になってうちの卵を使って欲しいとこちらからお願いしたお店。
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旧柿ノ木中学校の雰囲気が残る廊下に黒板メニューは心くすぐられる。

中に入ると、薪ストーブがでんと居座っており、絵本や置物などが並んでいる。
食べる場所というよりはくつろいで頂くスペースという感じ。一つ一つのものにセンス
が光っている。
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 お店イチオシは勿論、アヤランチ。
地元無農薬野菜中心のプレートに玄米ご飯と味噌汁。
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盛り付けから栄養バランスまで考えており、味噌汁は自家製味噌だとか。

 幼児期玄米恐怖症の私も、以前友人と昼食に行った時は、雰囲気につままれた感
じで美味しく頂いた。摩訶不思議?
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デザートは手作りロールケーキとオーガニックコーヒー。もちもちで美味しかったとか。
 ちなみに我が農園の卵達は、オムライスやケーキに使われているという。

 こんなにまで、(他人事なのに)こだわるのは何故だろうと疑問がわいてくるほど。
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店を切り盛りするのは巷で美人姉妹と評される御二人だが、samiさんはマクロビの
先生。「ここにいらしたお客さん達の生活や意識が、よりオーガニックに近付けられる
ように」と美味しく安全なものを提供しているそうだ。
 なかなか田舎で出会わない感性を持った方だなと思う。

 アヤさんの食事は勿論美味しいのだが、それ以上に見せる、魅せる事を大切にして
いる気がする。またお客さん達の交流も生まれやすい雰囲気が感じられるので、もっ
と広がっていって欲しいなと思う。
しかし“行列ができる”なんて店になると、ちょっと困るような気がするけれど…。
  
by ut9atbun61 | 2012-09-07 23:10 | たまたま通信(養鶏) | Comments(2)

2つの狭間で

 先日、近所のじいちゃんが亡くなった。
私がやってきた時から何かと面倒を見てくれた方。
御歳91と聞けば納得するだろう。しかし…、自ら…という事になれば話は別。

 じいちゃんは戦争で大陸に渡り、敗戦と共にシベリア抑留。労苦をいとわず、数少ない
帰還者として故郷に戻り、その後は農業一筋。
彼のモットーは「働かざる者食うべからず」。常に外で働く姿を見せていた。
「草刈り機を背負うと腰が伸びて丁度いい」と冗談を飛ばして、長時間機会を操る姿は、
道行く者を驚かせた。
 そんなじいちゃんが、昨年より体調を崩して寝込む事が多くなった。周囲は「これで少し
はのんびりするだろう」と胸をなでおろすぐらいだった。
しかし他人には勿論、自分にも厳しい人だった。だから…。
本人にしてみれば幸せなのか?家族にしてみれば…。色々な考えが頭を横切る。

 ちょうどその日にイノシシ親子4頭がおりで捕まった。
早速近所のおっさんらと殺生に向かう。
母親が子供を守り、必死で抵抗する姿を見ながら1匹ずつ突いていく。
動かなくなるまでの時間が物凄く長く感じられる。生き物を頂くと言う事は…。
いやダメだ。考えられない…。思考停止。

 人間も所詮動物。死ぬのは呆気ない所作。そこに感情を差し挟むと悲しみが芽生える。
生きる事はリアルな事。それらをしっかり味わっていくことで本当の田舎人になれるのだろうか?
by ut9atbun61 | 2012-09-05 00:18 | 田舎 | Comments(0)

キャンドルフェスタ2012

今日グラントア中庭で『キャンドルフェスタ2012』が開催された。
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いつもゆうの会で無農薬野菜を販売しているが、今日は親子狙いでジュース屋さん
に変身。無農薬の素材を丸ごとジュースに。メニューはメロンスムージー、ブルーベ
リージュース&ソーダ、生ブルーベリー、トマトジュース。
 フェスは大盛況。おかげさまでジュースも全て完売。ブルーベリー果実も少し残った
程度。
 遊び疲れた次男は、いつの間にか夢の中。
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by ut9atbun61 | 2012-09-01 23:15 | 田舎 | Comments(2)