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旅紀行 2012 vol.2

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夜明け前というのは本当に短い。
仄暗い空に一筋の光が差し込んだかと思うと、みるみるうちに明るくなる。
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そのわずかな時間を愉しめるのが夜汽車の醍醐味。
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うっすら化粧した寝台特急「あけぼの」とは弘前でお別れ。
 そこから五能線に乗り換える。
日本で最も好きな路線は?と尋ねられたら、私は迷った挙句に五能線と答えるだろう。
季節と自然がぎゅっと詰め込まれて、旧式ディーゼルが良く似合う路線だから。
私が東北を通る際は、いつも素通りできない所。それ程見飽きない風景だ。
 五所川原でストーブ列車に後ろ髪をひかれながら、鰺ヶ沢を過ぎると畳の様な岩床、
千畳敷が出現。
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そして大戸瀬(おおどせ)、風合瀬(かそせ)、追良瀬(おいらせ)と響きの良い駅が続き、
深浦で下車。美味くて安いという回転寿司があると聞きつけたのだが、残念ながら今日
は休みの様子。仕方なく近くの食堂で昼を済ます(しかしそれが美味しかった!)。
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 その後も、ひたすら日本海と向き合い、反対側には白神山地群が控える。
お腹も胸も脳裏も一杯。乗り継ぎ含め160㌔を約6時間かかって東能代へ。
そして奥羽本線に乗り換えて大館泊とする。

 最近五能線は、リゾート列車や観光開発に力を入れてる感もあって残念な気もするが、
黒字になってこその存続なので仕方がないのか、複雑な気がする。
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by ut9atbun61 | 2012-04-29 23:00 | 鉄道 | Comments(0)

双子卵

卵をを割るとたまに、2黄身(双子)が出てくる事がある。
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やった!という喜び、何か良い事ありそうな予感さえ感じる。
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 恥ずかしながら、最近気づいた事であるが、どうやら同じ鶏が産んでいる様子。
確かに、極端に大きい卵が見つかるのはいつも決まった場所。

 毎日産む訳でもないし、卵パックやケースに入れづらい上に、大味になっても嫌だろうと
思って販売用にはせず、なるべく友人・世話になった人などへ手土産等に使っていた。
ところが先日、あるお客さんから、「双子が入っていたよ!」と喜びの声。やっぱり割った時
の驚きと嬉しさというのは、皆同じなのだろう。喜ばれるのであれば、サプライズとして混じ
るのもいいかなと思う。
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by ut9atbun61 | 2012-04-26 22:32 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

草の庭ライブ

 エコビでのイベント後、草の庭へお邪魔する。
春のりぶさんライブ。
今回は、おくがのリズムセクションも前座でステージに上がった。
  http://youtu.be/tK0AjYxRoNQ
  (ゆうの会仲間の友人Nが、最新携帯で動画を撮ってくれたが、小型ながらなかなか
  良く撮れているので驚いた。ちょっと流行り携帯が欲しくなりもした。)

 実はりぶさんのライブ、観に行くのは2回目。一昨年前は、友人に誘われて。
ライブ終了後の交流会で、お互いザ・バンド好きで盛り上がったのを記憶している。
そして今回、ザ・バンドのリヴォンヘルム死去の直後ともあって、因縁めいたものを感じる。

それにしてもりぶさんは凄い。楽曲はかっこいいし、技術は言うまでも無い(特にベースが
上手い)。ボーカルの声質も好きだし、何よりテレキャスのイイとこ取りしてる“けんじまん”
さんがニクイ程いい。バンドとしてグルーブがあるので客ものりにのっている。
ただ同世代ながらも、彼らのエネルギッシュな勢いに私がついていけない。飛び跳ねると
足が痛いし、騒ぐとすぐ疲れる。どうやら高田渡を聴きすぎて、老成してしまったようだ。
曲の所々に、ザバンド風やカントリータッチが伺えると、こっちものってくるが。

 そしてりぶさんのライブも終盤。久々に再会した知人と話しこんでいると、ステージから
私の名を呼ぶ声が。思わず素で返事すると、そのままステージに上げられる。自分達の
大好きなバンドの追悼をしようというのだ。
 何と、ザバンドの名曲「The weight」!彼らの演奏で私もボーカル&コーラスに参加。
最高のひと時を味わった。思わず涙がでかかった。多分あの晩は、ステージのそばまで
リヴォンが降りて来たに違いない。(この映像こそ撮ってて欲しかった!!)
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お洒落な手作りステージが周囲の緑を映えさせる。


 余談だが、ジョージハリスン(ビートルズ)、高田渡、リヴォン(ザ・バンド)と私を作り上げ
てくれたミュージシャン達がこの世を去った。自分の中での時代のひと区切りがついた。
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by ut9atbun61 | 2012-04-24 22:40 | 田舎 | Comments(2)

がっこうマーケット

 昨日、朝起きがけから法人のビニールハウス3棟破れたとの報が入る。
窓の外を見やると、晴れ間の隙に小雨がぱらつき、強風が吹き荒れる。どうしようも
ない状態。我が農園は、鶏舎扉が壊れ、鶏達が大風を受けて大騒ぎで右往左往。
眠気覚ましに鶏を追っかけ回す。
 それから地区民運動会に参加。1種目出て、すぐさま柿ノ木に向かう。
エコビレッジ6周年イベント“がっこうマーケット”に出店するためだ。足下の悪い中、
大勢のお客さんがごった返す姿には驚かされた。販売をゆうの会メンバーに任せて
(申し訳無い!)、子供の守とミニライブをする。ライブは結構、みんな盛り上がったの
で久しぶりに調子に乗ってみた。
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弥栄の友人達も好演。特にはっぴいえんどの「風をあつめて」はじーんときた。
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一心房はひたすらそばを打ち続ける。
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カメラを向けると笑顔を隠すゆうの会は山菜・野草てんぷらやキッシュ・ぜんざい・いなりを食事コーナーで、
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別室で野菜・ドレッシング類販売と、おひさまやの羊毛ワークショップもやった。
他にも様々な風変わり&こだわり屋達が店を開く。 
予想通り、アヤのランチダンクピザはすぐに売り切れ。
愉しい時間はあっとも言わせず駆け抜けていった。こりゃ続けるしかないでしょう。

 その勢いのまま、夕暮れがたたずむ六日市のレストラン草の庭へ。
                                               つづく
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by ut9atbun61 | 2012-04-23 22:41 | 田舎 | Comments(2)

リヴォンヘルム

 とうとうこの日がやってきた。
THE BANDのドラマー、リヴォンヘルムが亡くなった…。
私の最も敬愛するミュージシャンでショックは大きい。
南部訛りの独特の声と生まれつき身体に沁みこんでいるリズム感。
人は彼をグルーブの神様と呼ぶ。彼あってのTHE BAND。
クラプトンは彼らを評して、
「音楽に対する誠実さ、職人的な気高さ、商業主義に屈しない強さ」と称賛。



(ジャケットも最高)

 彼らの音楽の魅力は唯一無二。
時代の潮流に乗っからず、むさ苦しい髭を生やしてるところなんか、私にはどストライク。
 明日、昼に柿ノ木エコビレッジ、夜は草の庭でそれぞれ演奏する。追悼ライブだ。
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by ut9atbun61 | 2012-04-21 23:49 | 音楽 | Comments(0)

森達也

 先日、久しぶりに図書館へ行き、本を借りた。
農繁期に片足突っ込んでいるのに、面白くてついつい夜更かし。
森達也「豊かで複雑な、僕達のこの世界」
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「A(オウム真理教)]や「放送禁止歌」といったタブーを撮り続けているドキュメンタリー
作家。私が社会に対して疑問を感じている事を、いつもスパッと解きほぐしてくれる。

「百人が百人、同じ言葉を発したり同じ方向を見ている時は、普通の状態じゃない…」、
つまり「百人が百人口を揃えて黒と断言するのは、何か不自然な力学が働いていて、
少なくとも十人ぐらいが白じゃないかなと首を傾げるのが普通」だという。
つまり、そこには主語が存在しないという事。「許さない」でなくて「許せない」、一人称
単数でなくて「われわれ」とか「社会」とか「国家」という曖昧で大きな三人称複数で無
自覚に語られる。そんな共同体意識に自分を重ね合わせる事は、居心地良いし、考
えなくていい。でもそれはかなり危険な事だと思う。

 ではそういう状況に対抗し得る法は?
一つは共同体に異物を入れる事。どんな素晴らしい共同体でも同質ばかりだと、集団
心理で歯止めが利かなくなる。厄介な存在が必要。田舎で言えば、変わり者や他所者。
もう一つは、毒は毒を持って制す。それはユーモアを含むアイロニー(皮肉)。正攻法
では決して打ち破れない壁。
 まさに「放送禁止歌」の世界こそ社会を変えてくれる!
岡林信康の「ヘライデ」と高田渡の「自衛隊に入ろう」は絶品。
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by ut9atbun61 | 2012-04-19 23:34 | | Comments(0)

音楽と言葉

 またまた堅っ苦しい話になってしまう。

 遺伝子おじさんと出会った夜、TVで辺見庸氏が死刑囚と向き合う番組をやっていた。
相手は、37年間獄中の大道寺将司。東アジア反日武装戦線(通称狼グループ)のリー
ダー。私が生まれる一年前に連続企業爆破事件を起こし、多数の一般人を殺傷、死刑を
宣告されている。現在彼は、ガンで苦しみながら、作句をしているという。その句は一貫し
て、自分の罪を悔い、問う内容。見てて痛いほど伝わってくる。3・11震災時も自分の罪に
重ね併せて内に向かっていく(お偉いさん達が散々責任逃れをしている中で!)。その彼
の“言葉”に辺見氏は強く魅かれた。全身全霊をかけて言葉を紡いでいる。勿論、贖罪に
はならないが(但し、テロリズムは限りなく優しい心に宿る思想である)、第3者の私の胸を
打った。
 一方で辺見氏が警鐘を鳴らし続けているのが、震災以降の言葉の軽さ。「絆」とか「頑張
ろう」などといった耳触りのいい言葉達。そういった格好好い言葉というのは、時に大切で
あろうが、多くはそれを並べ吐いただけで満足しがち。そのまま思考停止に陥ってしまう。
それでいて、「正義」や「愛」などという難しい事を大上段から語りたがる。そこには議論が
入り込む余地は無い。それこそが一番無責任ではないか。昨今の原発問題にしてもそう。
 私もかつては、過激な人達とデモなんかした時、拡声器で騒ぎ、公安に睨まれ、それで
終わったら総括なんて言って、仲間内で大成功と喜んで終わり。全く言葉に重みと言うか
覚悟が伴っていないから、誰からも相手にされない。
 深い言葉を持つ罪人と言葉なき声を乱発する無辜の人々。果たしてどちらが…。

 再び遺伝子おじさん。彼から学んだ事は、音(楽)の目に見えないパワーの凄さ?音は
言葉と違って耳に飛び込んできたものが直接意識に左右される。使い方によっては善悪
どちらにも転ぶという不気味な存在である。ただそこまで音に人間が頼っていいものか、
もっと言えば音に洗脳されてはいけないのでは、と思ってしまう。音には好みもあれば、
自分が聴いてきた歴史も伴うので、確固たる自分の“音”を持っていればいいのでは。い
わば音は宗教の様なもので、頼ろうとすれば向こうからすり寄ってきてしまう。

 そんな音と言葉が結びつく時、つまり。影響力は絶大になる。
人の心をいともた易く動かし、集団の扇動も可能になってくる。
 だから言葉の見極め、自分の芯(音)を持つ事が大事だと思う。
以前も書いたが、“触って来ない唄(音楽)”が私の理想。


 そんな事言いながら、週末22日にエコビ6周年で唄を唄います。おくがのリズムセクシ
ョン
に癖のある仲間が集まってくれました。
言葉は重み無し、音も芯無しのいい加減ミュージックですが、決して偉そうな事だけは言
わない、素朴な日常を唄います。そりゃ何て言ったって師匠は高田渡ですから。
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by ut9atbun61 | 2012-04-17 23:20 | Comments(0)

山口アースデイ

 昨日はアースデイ山口に参加してきた。出店はゆうの会有志。
楽しかったのは言うまでもない。詳しく語るだけ野暮になってしまうので割愛。
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とにかく色んな面白い人達に出会った。

 中でも“遺伝子おじさん”は強烈だった。
突然やって来て、ゆうの会メンバーを質問攻めで閉口させ、結局私に押し付けられた。
「あんたは、何とかセブンススケールをしっとるか?じゃ、〇〇は?」
矢継ぎ早に音楽理論を投げたかと思うと、次は相対性理論・量子力学といった科学分野
を問いかける。いずれも知らないと答えると、少し怖い顔をする。厄介なものに捕まった
と後悔するも後の祭り。そこでどうやって追い出そうかと思案開始。
 ふと、彼の手にしたノートを覗きこむと、数字の羅列でびっしり。これは何かと尋ねると、
「これはな、高菜の遺伝子だ」と得意げ。「これをな、今音符に変えて曲にするんじゃ。」
どうやら、様々な野菜の遺伝子を音にして、それを野菜に聴かせると美味しくなるという。
 ここまでだったらよく聴く話で終わるのだが、彼は違う。おもむろにカセットテープ型の
ウォークマンを取り出して、ちょっと聴いてみろという。耳を当ててみると、何やらピコピコ
した電子音楽。私には何の感慨も無かったが、「これは、人間の遺伝子で、長寿になれ
る」そうだ。私は少し興味を持ち始めて、色々尋ねていった。
 その他にも、心を落ち着ける音楽(散歩しながら聴くと良いらしい)やインフルエンザウ
イルスを遮断する音楽(これを聴けば風邪をこじらせないそうだ)などもあるという。逆に
人間に悪影響を及ぼす音楽はあるかと尋ねると、急に顔が曇って、それだけは何があ
っても言えないと言う。
 何やら凄いやら胡散臭いやら、取りあえずトマトの音楽をテープにおとして送ってくれ
る(無料で)と言うので住所を交換して別れた。
 (遺伝子おじさんについては明日にでも続く)

 結局、ゆうの会としてはそこそこ売って、存在感も示して宣伝には十分なったと思う。
たまたま農園は、物々交換でエゴマが色んな物に化けた。
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by ut9atbun61 | 2012-04-16 22:31 | 田舎 | Comments(0)

旅紀行 2012 vol.1

(今回から旅紀行を始めますが、限りなく“”視線なので理解に苦しむ
ところ多々あるかと思います。あしからず。)

 3月12日。朝目覚めると、一面の銀世界。昨日まではかんかん照りだったのに…。
昨日はき替えたばかりのタイヤを再びはき替えて、家を出る。

 今年の旅のスタートは錦町。風光明媚線の錦川鉄道を皮切りに約一週間。
今回も悩み多き相棒と一緒。満面笑顔のスタートだがどこまでもつやら。
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清流錦川に寄り沿うこと一時間弱。御庄駅(新岩国)で新幹線に乗り換え。
東京までは時間の関係上、止む無く味気ない『のぞみ』で。3月で姿を消す300系新幹
線に乗り換えも可能だったが、見送り鉄に巻き込まれてはたまらないので我慢、我慢。

丁度、夕方ラッシュ時に東京に着き、久しぶりに味わう大混雑。これがイヤで田舎へ行
ったのだが、こうして旅人としてもみくちゃにされてもそう腹が立たない。むしろ懐かしい
気がして嬉しくさえなる。ゆとりが出来たせいだろうか。
 上野駅で友人と夕食を共にしたり、様々な優等列車を見送ったりしながら、『あけぼの』
入線を待つ。それにしても上野という駅は雰囲気がいい。東北・上越方面に向かう列車に
は、独特の匂いがある。今から遠出するぞ!という決意というか思い切りのようなものだ。
しかし新幹線の様な快適さ・早さが無い分、旅の想像力をかきたててくれる。
我が相棒は少しお疲れ気味だが、私はうろうろしながら肌で愉しむ。
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珍しい湘南色特急。
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乗ってみたい北斗星。
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そして推進運転でやってきた「あけぼの」。昨年、車両故障で秋田で降ろされたリベンジと
してシングルデラックスを奮発した。古い設備だが、大きな窓を2人占めして上野駅を見送
るのはなかなか好い。相棒はあっという間に夢の中へと入って行ったが、私一人、ぼーっ
と窓の外の暗闇を見つめる。何にもしない、何も考えない、この至福のひと時。何にも代
えられない。それにゆっくり浸る。                             
                                                つづく
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by ut9atbun61 | 2012-04-12 00:37 | 鉄道 | Comments(0)

栗とギター

 昨日、奥ケ野集落の子供達(9人)を集めて、栗の苗木を植えた。
法人が管理している奥まった田んぼだが、毎年イノシシとサルの被害を受けて思
うようにならない。そこで、地域活性化の補助金を利用して、法人25周年記念と
子供達の未来のために栗畑にしようと企画。栗は子供達と獣たちが仲良く(?)分
ければいいという。
 私たち大人は「この忙しい時期に面倒臭い」と思ってはみたが、実際子供らが大
喜びで土いじりをする姿を見せられては前言撤回。せっせと穴掘りをした。
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 その後、音楽仲間が遊びに来る。やさか共同農場の研修生3人と最近結成した
(第3次)おくがのリズムセクションとの交流。外に椅子を出し、大演奏会。
久しぶりに発散。途中、普通のお客さんやら子供達がやってきたが、ちょっと異様な
雰囲気に引き気味。そりゃ、ヒッピー風の集団が楽器片手に騒いでいるのだから。
しかし子供達はすぐに慣れた様子。
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by ut9atbun61 | 2012-04-09 22:02 | 田舎 | Comments(0)