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はっぴいえんど

 一昨日、ETV特集(教育テレビ)で細野晴臣氏の特集を組んでいた。
何ものにもとらわれることなく、常に新しい事に挑戦し続ける姿が人を惹きつけている。
細野晴臣といえば、はっぴいえんど。日本語ロックのパイオニアである。
 私もかつて洋楽ばかり聴いていた時に、友人から日本にも凄いバンドがあると勧め
られて、半信半疑で買って聴いたのがこれ。
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曲調の格好良さは言うまでも無いが、とにかく凄いのが歌詞。日本語の歌なんて…と
思っていた今までの自分をぐちゃぐちゃにしてくれた。昔の言葉で今を歌い、手に取る
ようなリアルな世界観。そしてわびさびの利いた文学的表現。

 「古ぼけ黄ばんだ心は汚れた雪のうえに落ちて 道の端の塵芥と混じる
 何もかも嫌になり自分さえ汚れた雪のなかに消えて 泥濘になればいい…」
                                       (しんしんしん
十二月の雨の日」はじっと聞き込んでいくと、何故か自分
なりの情景が浮かんでくる不思議な歌。私の一番好きな歌でもある。

 はっぴいえんどは、3枚のアルバムを出しただけで解散し、その後、各々が日本のポ
ップミュージックを作ったと言われている。アイドルに曲を提供したり、人気ドラマの主題
歌を作ったり、はっぴいえんどの活動より今ではそちらの方でよく知られている位だ。
 うがった見方をすれば、今の商業主義(売上至上主義)を作ったのも彼らの功績。
はっぴいえんどが打ち立てたものが、近頃の音楽で霞んできたような気がする。
 気のせいだろうか…。

 
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by ut9atbun61 | 2011-05-31 23:23 | 音楽 | Comments(2)

旅紀行(2011) vol.1

(3.11震災以前の東北紀行をこれから数回に分けて書こうと思います)

 3月6日、朝5時。寒さを丸め込んで、津和野駅のホームに立つ。
毎年恒例になった一人勝手旅。今年も昨年同様、北へ向かう。
しかし今回は、小さな相棒が目をこすりつつ、ついて来る。
厄介な物をしょいこんだと後悔はするが、かみさんの機嫌を損ねんがための窮策。
あとはお菓子と絵本をちらつかせて、相棒を巧みに操れば問題はない。

 まずは一時間半かけて、古エンジン響く気動車に揺られて新山口へ。
朝明けきれぬ闇を走るため、30分経たぬうちに「やっぱり家へ帰ろう」と相棒。この先が
思いやられる。
 本日の一つ目の目玉。7時14分新山口発こだま号に乗る。
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この500系こだま、先頭8号車の一番前には、何とこども運転台が設置してある。
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おもちゃながらも精巧に作られていて、鉄ちゃんの心をも誘い出す。
 日曜日で朝が早い事もあり、幸い8号車には私たち2人だけの貸し切り状態。
相棒は広島までの一時間弱、大いに楽しんだ。

 広島からは、10時発瀬戸内マリンビューという列車に乗る。
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これは瀬戸内海沿岸を縫うように走る呉線に、車窓を楽しんでもらう目的で2005年
に誕生した快速列車。2両編成の1両を観光用に改造した。
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車内は船をイメージしたとかでお洒落で、窓が大きい。座席配置はどうしたものかと思っ
てしまうが、ゆったり座り心地は好い。但し肝心の乗客はというと、閑古鳥が鳴く有様。
車窓がいいだけに勿体無い。広島旅行の際は、是非一度ご乗車を。
 青い空と穏やかな海の間を探しながら、愛憎のこもったおむすびをほおばる。あとは
ぼーっとする。気持がいい。相棒はいつの間にか夢の中。
 終点三原(広島県)からは、各駅停車の乗り継ぎで一路大阪へ。何の変哲もない窓の
外の移り変わりにも私は一喜一憂。相棒はため息と小言の独り遊び。約4時間。
 そして夕方の大阪で途中下車した理由は、これ。
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かつて少年時代の憧れの的、L特急「雷鳥」号の廃止。
当時は様々な絵柄のヘッドマークが子供心をくすぐり鉄道熱をかきたてて
くれた。
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その絵を見ては、どんなところを走る電車だろうと想像を膨らませたりした。しかし、最
近は段々少なくなり、列車そのものも無機質になって来たような気がして残念だ。
 結局、我らも最後の「雷鳥」の出発の雄姿をカメラに収めようとするが、老若男女入り
乱れた鉄ちゃん達にもみくちゃにされ至難の業。
自分の事は棚に上げて、マニアのマナーの悪さを罵りながら今夜の泊まり地、大垣へ。
 二人揃って倒れ込むようにして眠ったのは言うまでも無い…。 つづく。
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by ut9atbun61 | 2011-05-29 22:09 | 鉄道 | Comments(0)

くんせい卵

 昨日、千舎ノ木農園(有機農産物を使った加工販売をしている)さんが
我がたまたま農園の卵を使ったくんせい卵を試作して持ってきて下さった。
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あわせて自家製豆腐のくんせいも。早速頂くことに。
卵のくんせいは、一般的なたれに漬け込んで作る方法でなく、2日かけてじっくりいぶす
のみ。味付けは塩・砂糖といたってシンプル。薫りがしっかり馴染んでいて食感もいい。
家人は、子供を含め大好評。しかし、料理(特に煮物)に砂糖を入れるのが嫌いな私に
は、砂糖の甘みがちょっとだけ気になった。ケチャップ・ソースなども自ら好んでは使わ
ないぐらいだから当然かもしれない。
豆腐のくんせいは美味。あっさりしたチーズの様な味で、つまみによく合う。さすがに子
供らは手が伸びなかったが。

 千舎ノ木のAさんとも話したのだが、現在田舎で生活していく選択肢の中に農業は入
っていない。それが問題。自給自足の田舎暮らしなどと悠長な事ばかりも言っていられ
ない。何とか工夫して自分たちの作った農産物を売っていかなければ。その道筋を自分
たちがつけられればいいな、と思う。
 そのために色んな人と会い、知恵を絞り、実践していく…。これからやっていきたい。
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by ut9atbun61 | 2011-05-27 22:52 | 田舎 | Comments(0)

田植え 終了

 自分ところの田植えが、昨日ようやく終了。
10日前に、ヘルシー米(減農薬)2.4反を植え、
5日前に有機無農薬のコシヒカリ、黒米、緑米1.3反を植え、
昨日雨の中、飼料米を2反植えた。
 本当は全て有機無農薬で作りたいのだが、人から預かって作っている田んぼがあった
り、補助金という麻薬にちょっぴり浸りたかったり(飼料米)したため、そうなった。

 田植えは春の一大イベント。
就農したての頃は、田んぼも小さく、かみさんの不平を背中に浴びながら(たまに見かね
た近所の人が手伝ってくれたりしたが)、前かがみの手植え。
その後、歩行用2条田植え機を貰ってからは、便利さを噛みしめながら田んぼを歩いた。
そして今年は、横田の知人から乗用田植え機(4条植え)を借りた。鼻唄まじりのハンドル
さばきは、何といっても早い。人間、段々楽な方に流されていくものだ。

 しかし、今からは無農薬田んぼで雑草との格闘が始まる。とりあえず今日は、挨拶代わ
りの米ヌカと大豆を撒いて草の出方を待つ。
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この猫の額ほどの趣味の田んぼは緑米を植えた。
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by ut9atbun61 | 2011-05-25 21:55 | 農業(有機) | Comments(2)

たまたま通信  ~発酵飼料~

 最近ようやく米ぬかが手に入るようになってきたので、学校給食の残菜での鶏エサ作
りを再開しました。
 やはり発酵飼料は自然養鶏には欠かせない存在で、鶏達の健康維持や免疫力の向
上に効果があると言われている。人間にとっても発酵食品が身体によいのと同様に。
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右側がヌカと残菜などを混ぜ合わせたばかりのもの。発酵菌が活発になるように、山土
や落葉、ノコかすも入れる。
左側が一週間たったもの。熱を持っていて発酵が進んでいる。この状態でエサに混ぜる。
鶏達にすれば、トウモロコシなどの濃厚飼料の方が好みのようだが、翌朝までには完食。

 今後、黄身の色が薄くなると思われますが、その辺りはご了承ください。
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by ut9atbun61 | 2011-05-21 22:30 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

春のわんぱくらんど

 今日はわんぱくらんどの田植えの日。
わんぱくらんどとは、旧津和野町内の保育園児を対象にもち米の田植え、稲刈り、餅つ
きを行うイベント。今年は、旧日原町内の保育園も参加したいとの意向で総勢100名近く
(園児60数名)になった。それを津和野農業青年クラブ員6,7名で対応したので、とにか
くドタバタだった。
 元々、13,4年前に当時の青年クラブのメンバーが、子供達に農業体験をさせたいとい
う趣旨で始めたもの。あくまでそれは建前で、一杯飲むためと、保母さん達とお近づきに
なりたいという不純な動機があったとか。それからというもの、毎年恒例の行事として子供
達は楽しみにしている。今年新しくクラブ員に加入したメンバーは、第1回のわんぱくらん
ど世代という。ちょっと胸の熱くなるような話だ。
 子供たちにとっては、単に楽しい一日かもしれないが、心の奥底にはしっかりと残ってい
る事だろう。あと15,6年後に自分の子供が、田植え体験を伝える立場に立っていたら…
と考えるとついにやけてしまう。
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by ut9atbun61 | 2011-05-18 22:39 | 田舎 | Comments(0)

田舎者の応酬

 私はアメリカ南部が大好き。乾いた大地に抜けるような青空。素朴で温かい人達からは
生活臭が漂ってくる。一方で黒人たちを差別してきた悲しい歴史を背負っている。
 南部人の生活の中には常にカントリー・ブルース・ジャズといった音楽が寄り添ってい
た。それら融合したものがサザンロックというジャンル。私がずっとのめり込んでいる音楽である。

 その代表的な曲といえばレーナード・スキナード「Sweet Home Alabama 」。田舎がサイコー!という単純な歌。私も田舎に帰省する時に聴くが、段々高揚してくる。
 実はこの歌、アンサーソングとしても有名。ニール・ヤングが南部の歴史(人種差別な
ど)を批判的に取り上げた「Southern Man 」。後半のへたうまギターソロが目茶苦茶格好好い。

僕は見てきたよ、綿畑に黒人
そそり立つ白亜の豪邸にちっぽけな掘っ建て小屋
南部の人よ、いつになったらみんなに償いをするんだ?
僕は聞いたんだ、みんなの悲鳴に、振りおろされる鞭の音
いったいいつまで?いつまで


 それに対しスキナードは、応酬する。

ニール・ヤングが南部をコケにした
ニール・ヤングよ、覚えとけ
南部人は二度とお前なんか相手にしない


 しかし、喧嘩しているようでお互い認め合っているというから凄い。
サザンロックの雄スキナードの名曲は数多けれど、個人的お気に入りはやっぱり
T For Texas」でしょう。
 
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by ut9atbun61 | 2011-05-14 22:02 | 音楽 | Comments(0)

ケールの後片付け

 昨日・今日と大雨。乾いた畑や田んぼの恵みになるどころか、一気に水浸し状態。
ものには限度というものがあるが、最近の空は理解してくれないようだ。雨に濡れな
がらの草刈りは大変だった。
 先週から、昨年秋に植え付けたケール(青汁の原料野菜)の片づけを始めた。

花は人間の目を楽しませる。
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芽は食卓に上る。漬物、お浸し、天ぷら、炒め物と八面六臂の大活躍。
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そして葉はたっぷり鶏達へ。黄身の濃い卵を産んでくれる。
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 また今年もケールを植えなければ。
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by ut9atbun61 | 2011-05-11 23:03 | 農業(有機) | Comments(0)

君たちはどう生きるか

 こどもの日にあわせて10年ぶりに読み返した本。吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」岩波文庫。
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随分お堅い題名に身構えてしまうだろうが、意外と平易な文章だ。というのも元々、戦時
中、子供向けに書かれた倫理・道徳の書らしい。10年前(20代半ば)に読んだ時は、素
直に感動した。主人公コぺル君の素朴な疑問にハッとさせられ、悩みながら成長してい
く姿を自分に重ね合わせるとよく分かる。少々きれいごとの感もあるが、そういう事が必要
な時期というのはあるはず。
 しかし今回読み返してみると、首を傾げたくなる箇所がある。

「英雄とか偉人とかいわれている人々の中で、本当に尊敬が出来るのは、人類の進歩に
役立った人だけだ。そして、彼らの非凡な事業のうち、真に値打ちのあるものは、ただこの
流れに沿って行われた事業だけだ」
「世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いてい
る人が決して少なくない。人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な
気迫を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ」


 この言い過ぎの表現はどうかと思う。人類の進歩とは何?余計な不幸とは何?英雄的
な気迫を欠いた善良さとは?
歴史的名著には大変失礼だが、いかにも素晴らしい人間を生み出そうとする発想がうか
がえてどうも気持悪く感じる。時代の背景もあるが、本来社会というのは、様々な人と人が
交錯しながら形成されている。落ちこぼれを許さない社会がどういうものなのか歴史が教
えてくれている。

 そうは言っても一度は読んでおきたい本である。未読の方は是非。出来れば若いうちに。
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by ut9atbun61 | 2011-05-08 23:19 | | Comments(0)

こどもの日

 「子供は宝」とよく言われる。以前の私はあまりピンとこなかったが、実際田舎に
住んでみると現実味が沸く。わが集落では、65歳以上の高齢人口が半数を超え
ている。65歳といっても田舎じゃまだまだ現役バリバリではあるが、あと5年、10
年と考えると…末恐ろしい。当然子供の存在(勿論その親の世代も)が貴重になる。
 幸いわが集落には0歳から15歳までの子供は12人もいる。7分の1強の割合だ。
 今日はその子供たちを集めてこどもの日のイベントをやった。
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初めに皆で草むしりをやって、焼き肉。
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それから軽トラックの船からお菓子釣りを愉しむ。
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最後はおくがの産(粉、油、野菜)お好み焼きでしめる。
 農作業も今日はお休み。私も少々昼間っから嗜みました。
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by ut9atbun61 | 2011-05-05 23:08 | 田舎 | Comments(0)