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エゴマ販売

先月半ばに収穫した白エゴマ。しっかり畑で乾燥させ、脱穀。
唐箕でゴミを飛ばして選別。大方40キロ程はあろうか。
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わずかにゴミが残るが、後は夜の“こたつ仕事”。
 江戸時代の下級武士は、毎晩傘張りを内職としていたという。私ら百姓もそれに見倣う。
 少しずつ、少しずつやって、ようやく袋詰めにこぎつけた。
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 道の駅(なごみの里)や産直市(Aコープ)で販売始めました。
無農薬で作った白エゴマ。卵とあわせてよろしくお願いします。

商品説明
 昔からゴマの代用として使われていたシソ科の植物です。
最近では絞った油が健康食品として注目されています。
じっくり煎ってから、そのままか軽くすって「ふりかけ」や
「和えもの」等でお召し上がり下さい。
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by ut9atbun61 | 2010-11-30 21:56 | 農業(有機) | Comments(0)

たまたま通信 ~鶏舎の大掃除~

 今年生まれの鶏達が卵を産み始めて一週間。卵も徐々に増え始め、鶏達の居住
スペースも手狭になってきた。そこでそろそろ引っ越しの段取り。
 我が農園で最も広い鶏舎を大掃除して、先住者に立ち退いて貰う。
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勿論、先住者達もまだまだ現役。新宿渋谷などで行われている(?)強制排除ではなく、
別のきれいな鶏舎に気持ちよく移ってもらう。
 床土は、もみ殻やわら、落ち葉等と鶏糞が一年かけて混ざっているので、すぐにでも
肥料となる。表土を削り取って、新しいもみ殻、わら、落ち葉をどっさり入れる。
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 全部で肥料袋約40個。これは来年植え付けるアスパラガスの元肥にするつもり。
 そしてきれいになった鶏舎には、明日か明後日の夜、鶏達が引っ越してくるだろう。
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by ut9atbun61 | 2010-11-28 21:52 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

清張さんと司馬さん

 昨日は、竜馬について云々…と偉そうに語ったのだが、今日も少しばかり。
「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」などで知られる司馬遼太郎と、「点と線」や「昭和史発掘」
松本清張。この両国民的大作家はとても対照的。
この両者を知る面白い本がある。編集者半藤一利 の「清張さんと司馬さん」。
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『司馬さんの小説は、…歴史を上から俯瞰するように捉える。…しかし清張さんは地べた
を這う…草の根を分けるんです。』
(一部抜粋)

 私はどちらかと言うと清張派。英雄を広野に走らせる理想の姿より、不条理社会の中で
生きる平凡な人間の心に潜むものに興味がある。別の文献にも両者の違いがある。

『司馬さんは、この世には天意というか、俯瞰した力があり、それは法則のようなもので、
例えば西郷と大久保が同じ時代に、しかも歩いて行ける距離にいたのは奇跡的であり、
幼いときから「西郷どん」「一蔵どん」と言わしめたのは、双方男だったからで、片方が女
だったら、維新はどうなっていたか分からない。そこに必然性を感じるというのに対し、
清張さんは、「そんな高尚なものはない。人間はエゴの固まりで、そのエゴとエゴが結び
ついて事が起きていく」という、言わば人生観と世界観の違いでした。』


 また歴史観も両者は異なる。幕末から明治期を高く評価し、日露戦争以後を嫌悪して書
けなかった司馬遼太郎氏に比べ、松本清張氏は、緻密な取材と検証で昭和の戦争をあ
ぶり出す。歴史の連続性という観点から考えると、明治から昭和の変遷というのが当然知
りたくなる。権力の謀略を暴く清張作品は一級品。
 その一方で、清張の歴史分析は、独断的でしばしば疑ってしまうほど。読み物としては
面白いが、史料的価値としては疑問符がつく。
 
 最後に両者のお気に入り作品。
司馬遼太郎 「国家・宗教・日本人」(井上ひさしとの対談)
松本清張 「神々の乱心」「北の詩人」ほか(大好きな作家なので絞れない)
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by ut9atbun61 | 2010-11-24 21:19 | | Comments(0)

竜馬ブームの裏

 この前の日曜日、飲み会に誘われた友人が、「今日は竜馬を見たいからもう帰る。」
と言って帰った。その後、そんなに面白いのであろうかという話題に。
 今年は、大河ドラマの影響もあって坂本竜馬が大ブームのようだ。先日、農業法人の視
察旅行で高知に行った折も、竜馬記念館はごった返し、道の駅は“竜馬あやかり商品”だ
らけと、経済効果も抜群。
 
 確かに坂本竜馬は傑出した凄い人物。私も、中学から高校時代に、司馬遼太郎の「竜
馬がゆく」
や漫画の「お~い!竜馬」を読んでは手に汗握ったり、感動したくち。やはり、
壮大なロマンがあってそれに向かう無鉄砲さが少年には眩しかったのだろう。
 お陰で、幕末動乱期(新撰組や西郷隆盛等)を入門にして、近現代史にのめり込んで
いった。しかし、色んな小説や歴史書を読んでいくに従い、考えが変わってきた。

 歴史上偉人と言われる人達は、正義の味方だったり、完全無欠のスーパースターだっ
たりと余りにも美化されすぎている気がする。歴史はあくまで勝者の物語。故に仕方ない
面はあろうが、深く探っていけば、今までスポットの当たらなった無名の人物こそ歴史の
屋台骨を支えている事がわかる。
 坂本竜馬も騒がれれば騒がれるほど、神格化されて一人歩きを始め、人間的魅力が薄
れていくのでは。本当の時代の反逆者達は、竜馬のようにちやほやされるどころか、歴史
上から意図的に抹殺され、その子孫に対しても冷たい仕打ちをしてきた経緯がある。
松下竜一『ルイズ-父に貰いし名は』
 同じ高知人でも、自由民権運動の先駆けとして活躍、大逆事件で無実ながら処刑され
奥宮健之に私は魅力を感じる。彼を詳しく描いた「虹の断橋」嶋岡 晨がおすすめ。
 司馬遼太郎が描き、福山雅治演じる竜馬、やっぱり取り込まれた王道では?
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by ut9atbun61 | 2010-11-23 22:32 | | Comments(0)

たまたま通信 ~初たまご~

 最近卵の産みが悪い状況が続いている中、今年生まれたヒヨコ達が
遂に卵を産みだした。所謂初たまごというやつだ。
鶏が この世に初めて卵を産み出してから2,3週間までの卵を「初たまご」と呼び、
昔から先ず妊婦 さんや、お年寄りに食べてもらってきたという貴重な卵。それを
わざわざ買い求める人もいるという。
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見ての通り大きさが全く違う。左上:初たまご(もみじ) 右上:もみじ卵 左下:うこっけい卵
右下:アローカナ卵
 うこっけい並みの小ささで、御菓子屋さんや料理店にとっては量が取れないので、歓迎
されない初たまご。今後個人一般で買われる卵には入ってきますので、是非食べ比べ等
してご賞味ください。
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by ut9atbun61 | 2010-11-21 22:07 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

ケールの収穫

 9月初めに植え付けたケール(青汁の葉)がようやく収穫期を迎えた。
鶏糞と有機肥料をたっぷり吸収したケールの葉は、どうだと言わんばかりの大きさ。 
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 集落のケール農家3軒共同の5~6人で収穫。3時間で75ケース、約700キロ。
明日の朝一に青汁工場へ運ぶ。これが4月初旬まで続く。

 ケール収穫最中の事、ナズナを見つけ小躍りした。
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 春の七草の一つで、この時期に花が咲くのは不思議であるが、自然農法の大家、
赤峰勝人氏曰く、「畑にナズナが咲くようになれば、土のバランスが良い状態になった
証しだ」。初め頃は、スギナや牧草の類ばかりの土地が…、10年経ってようやく今年。

 自然界から免許皆伝を受けたようで、心は晴れ晴れ。
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by ut9atbun61 | 2010-11-18 21:23 | 農業(有機) | Comments(0)

霧と影

 最近、再読した本。水上勉「霧と影」
水上氏の代表的な作品と言えば,「雁の寺」や「越前竹人形」等の女性の影がちらつく
哀愁漂うイメージが強いが、本作品の様な社会派小説も面白い。
 特に、福井出身であるが故の日本海に面した山あいの寒村の自然描写は絶品。
ここ山陰にも通じるものがあり、始めて読んだ時はぞくぞくした。

「山桃の樹海は風が吹くと葉が全山にわたって裏がえった。そのたびに黒色に近いくす
んだ葉の色が、若葉のような白みがかったグレーに光るので、何かの動物の毛なみを、
風が下からこすり上げるような、ふくよかな動きに見えた。」


 舞台は「猿谷郷」と呼ばれる集落で、戸数わずかに四つ。住人は十二人。「陸稲と芋を
つくり、炭焼きを業として…外界から杜絶され、自給自足の生活をしていた。」
 美しくも鬱とした情景と、そのド田舎に残る因習や貧困が相まって、人間の内に芽生える
暗部。それが事件を引き起こす。しかし、その根底には決して個人を憎めない業(ごう)の
ようなものが横たわっている。単なる推理小説としても楽しめるが、深い。
 読後感は何故か人間の弱さがいとおしさを呼び覚ます。
 
 水上勉氏の小説は、「古河力作の生涯」(大逆事件)もおすすめ。 
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by ut9atbun61 | 2010-11-17 23:19 | | Comments(0)

もちつき 秋季稲荷大祭にて

 昨日は、小雨がそぼ降る中、餅をついた。
毎年、5月と11月の15日に開かれる稲荷大祭。それにあわせて、我が
農業青年クラブはもちつきをする。今日は4斗。
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昔ながらの杵つき草もち。これが結構好評で、よく売れる。
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 今回は、青年クラブの大先輩であるメロンパークの代表も露店を並べる。
相乗効果を狙ったわけだが、生憎の天候が邪魔をして、もちの売れゆきはやや悪し。
 次回は23日、新嘗祭。呑み代が捻出できればいいのだが…。
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by ut9atbun61 | 2010-11-16 21:25 | 田舎 | Comments(0)

視察研修

 10,11,12日と視察研修に行って来た。
 10日は、皇太子来県で厳重な警備の下での全国農業担い手サミット。
 11日には、高知県四万十町にある話題の道の駅四万十とおわを視察。
地元に古くからあるものを積極的に販売して町おこしをしている会社。米、栗、川エビや
川のり、ヒノキまでも高級商品に早変わり。若者を多く登用して、失敗を恐れずチャレン
ジするところに成功の秘訣があるのか。確かに勢いは感じるのだが、私の目指すべき
道とは少し異なるのでそこまで魅かれることは無かった。
 12日は南国市にある風人(Food)ファーム。無農薬有機栽培で沢山の野菜を生産・
販売する農業法人。大勢で虫取りや草取りもするというので、人件費を少し心配してし
まうのだがまだ模索中とのこと。ここもIターンの青年が根付いたりしていて若年パワー
を感じる。販路はしっかり確保して安心だが、畑の状態(つまり農業技術)はまだ完全で
ないように見受けられた。今後は土づくりに力を入れたいとおっしゃっていた。
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 風人ファームの多品目栽培と直販体制は私にとっては、かなり刺激的なものだった。

 2泊3日、ひたすらバスでの強行軍、草臥れた。
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by ut9atbun61 | 2010-11-13 20:24 | 農業(有機) | Comments(0)

たまたま通信 ~続 獣害~

 獣のパラダイスと化した我が農園。一昨日はテンらしきものを捕獲。
小屋の下から穴を掘って鶏を喰らうのであろう。
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イタチとテンはかなり似ているので区別しにくいが、どうやらしっぽの太さや体の
大きさで見分けるようだ。
 水路に落ち込んで、既に息絶えてはいたが、かなり悪さをしてくれたに違いない。

 しかし、これで安心できないのが今年の状況。昨日・今日と、続けて獣がワナを
はじいた跡がある。一体何匹捕まえれば平穏になるのか?
 明日からは、イベントや視察研修で3日間家を開けざるを得ないが、落ち着けない。
勿論、私以上に当の鶏達は、夜もろくに眠れないであろうが。

 卵を買われている方々には、引き続きご迷惑をおかけします。
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by ut9atbun61 | 2010-11-09 22:20 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)