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カテゴリ:農業(有機)( 116 )

アスパラ視察研修 ~滝本農場~

二つ目の視察先は滝本農場。有機アスパラの老舗だ。
コロポックル村とは10分も離れていないが、経営理念・栽培方法など
全てにおいて真反対。ちょっと面食らった。
そもそも、電話口の対応が大ざっぱで、「スケジュール調整を」と言うと適当に
来ていいよとの事。そして前日連絡すると、「夕方ダメだから昼イチで来て」。
お会いしてその風貌で納得。
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佇まいがカッコイイ、白髭にテンガロン&デニムつなぎ。
もう見た目で師匠と呼ばせて頂きます。(危うく、父さん!と言いそうになった笑)
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確かアスパラ面積は5ha(たまたま農園の500倍面積!)。
ハウスでなく全て露地栽培。写真の通り、ほぼ放任栽培。
本人曰く、「アスパラは随分昔から取り組んでいるが、いかに手を掛けないか、
収量だって反当りで計算するのではなく、大面積やればそれだけ量は取れる。」
「病気だって面積作れば、出て当たり前。ダメになったところはそれでいい。」 
なんて私の考えにぴったりな!そう言ってては来た意味がない。
ただ続けて、滝本氏が「だが、最近は息子がクロポックルに勉強に行ってきて、
やれ防除だとか立茎だとかやっておるが、世代が違うと変わって来たな。わし
はそんな手間を掛ける事をしなくていいと思うがね。」と。
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紫アスパラも取り組んでいるが、これも息子の方針だとかで、やや不満げ?
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ホワイトアスパラの収穫跡。実はホワイトアスパラは先駆的だったようで、
クロポックルの赤井さんもここで習ったとか。
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40aニンニクは30年自家採種続けてるそう。
大きさはそこそこだが、味がしっかりしてるとか。
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ブルーベリーは巨大鉢栽培。水やりはスプリンクラー。何故こんな
やり方を?と問うと、冬の雪で全て埋まって、更には枝が折れてし
まうから冬季は寝かせているとか。good idea!
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ニンニクを少し頂きたいという無理なお願いも快く承知して下さった
滝本さん大変お世話になりました。また勉強に行きます!

あっという間の2日間だったけど、逆境の天候の地島根で必ずや絶品
有機アスパラを作ってやるぞ!という意欲をかき立てられた。
あと、相談相手を得られたという安心感はかなり心強い。
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最後に札幌場外市場に寄って、鮭親子丼を食べて大満足の学校サボり野郎。

by ut9atbun61 | 2019-07-24 22:58 | 農業(有機) | Comments(0)

アスパラ視察研修 ~コロポックル村~

一つ目の視察先コロポックル村は、同世代農家。ここの有機アスパラは、
高品質で、全国的にも有名だそう。また事前資料には、圃場に鶏を放して
除草&追肥をするという面白い取り組みもしている。
代表の赤木さんは脱サラ(?)で、一からアスパラ栽培を確立させた方。
圃場を見て一目で納得したが、まずきれいに管理されている。枯茎・枯葉
雑草類まで全て圃場外に持ち出す。そして年2回の土壌診断、週1回の防除
(有機JAS対応農薬)、そして毎日アスパラの状態を観察しながら、水や
肥料散布。常時数人雇用して、1年中向き合ってる。特に本人は365日24
時間アスパラの事を考えているそうだが、それが何より楽しいとか。
アスパラの他にも、トマトやカボチャ、そしてアスパラハウスに小松菜や
水菜を混植している。そうすることで、葉の色が土成分のバロメーターと
なり、養分調整ができるそうだ。
これらも全て独学で、失敗しながら確立しているらしく、柔らかな物腰で
いて鋭い眼つきと信念ある物言いはこちらが完全に気おくれした。
《アスパラ豆知識》
〇アスパラはユリ科、だからユリやニンニクと同じ栽培テクニックが有効。
〇カルシウム分が肥料吸収率をアップさせる。
〇酢を薄めて撒くといいよ。
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ハウス栽培アスパラ。収穫もほぼ終え、次年度への立茎(株養成)も進んでいる。
もう立派の一言しか出てこない。
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露地のアスパラ。収穫しながら9月までダラダラ立茎。支柱パイプは簡素な作りで
ありながら、こまめな管理を徹底している。要はどこに労力時間をかけて、どこを
抜くかを熟知している感じがした。
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今年植えつけたアスパラ。普通に「5反ぐらいですかね~」だって!
気が遠くなる…。北海道は梅雨が無く、気候が涼しい為、病害虫の被害は(本州
比)少ないそうだ。「だから無農薬は意外に簡単ですよ」。確かに草の質も全く
違うから除草もここより楽そうだ。

それから事務所で経営理念や加工なんかについても伺う。
経営の柱は3つ必要で、絶対的信頼(ブランド)を1つ確立させる。
それで他のも取り組んで行けば、「あのアスパラ農家の野菜なら欲しい」となる
そうだ。そして、生産部門と販売部門は小さくても分けた方がいい。生産者は品
質チェックは、自分が育てたもの故、つい甘くなりがちだが、販売部門は冷静な
眼でちょっとでも悪いものはB級品としてはねてくれる。これがブランドを高め
るコツだとか。また加工は初めから考えるのではなく、栽培販売が回り出して
余裕が出来てからじっくり取り組む事。あくまで余剰という考え方。
それにしてもホワイトアスパラのピクルス、美味しかったなぁ。
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おまけで、我が愚息に「君が将来一番なりたいものは?」と尋ねる。
すると、もじもじしながらも「お金持ち!」というから、私は苦笑いでいやいや
と否定にかかると、彼はピシャリ、「素晴らしい!そうだよ、大人になって何を
するにも金がいるんだよね。それが分かってれば君は成功する。ガンバレ!」
何かのセミナーに来ている感覚になったのはご愛敬。
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今回の出会いを機に、もう師匠と呼ばせて頂こう。2年後再訪を約束して。
愚息もアスパラ御殿を見て、農業で金持ちになる気になったのであろうか?
最後に煙突のアスパラがすべてを物語っていた。
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コロポックル村のブログはこちら
https://blog.goo.ne.jp/koromura



by ut9atbun61 | 2019-07-24 00:08 | 農業(有機) | Comments(0)

アスパラ視察研修 ~イントロダクション~

アスパラガス栽培を本格的に取り組んで3年目。無謀とも言われる無農薬
無化学肥料に挑戦、そしてこれを何とか軌道に乗せたいと思い、先週北海
道赤井川村のアスパラ有機農家に視察に行ってきた。

(※重要定義)少し長いですが…
現在の私の有機栽培への考え方を簡単に述べると、私にとって有機栽培と
は外に向けて発する言葉ではない(勿論宣伝のためには使う事はある
が)。内に向けて自分を縛る言葉として使いたい。というのも、私が数年
来師と仰いでいた山下一穂氏は、「有機農家より一般の篤農家に学べ」
と言っていた。今までの多くの有機農家は、技術は未熟なのに有機という
言葉だけで上位に立っていた。つまり有機であるが故に味や見た目は少々
劣っていても安全性のみで勝負していた(だから有機農産物が伸びないと
いう)。一方一般の篤農家と言われる人たちは、農薬等は使いつつも、
常に良い品質のものを一生懸命作る事を努力してきた。だから一般農家
にこそ学ぶべき事が沢山あるという訳だ。その上で有機を学んでいけば、
自然と見た目もきれいで美味しいものが出来るという。

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やっぱり北海道はでっかいどう!
どんより鈍色世界山陰から一転、梅雨無き大地に降り立つ。
実は北海道は20年ぶり。20歳頃に2年間、岩見沢で学生生活を送っていた。
その懐かしさもあり、心と体が解放感で溢れてくる。嬉しさのあまり、うわぁぁ!
と背伸びすると、隣にベタベタする奴が…、一人視察旅に何故か相棒が。学校は?

2つの視察先はとても刺激的だった。同世代の熱き敏腕農業経営者と、老境に入
った北の開拓百姓。両者はホワイトアスパラでは弟子師匠の関係で、車で10分程
度の距離でありながら、理念・技術は対照的。どちらも興味深く、学んでいきた
くなる魅力があった。
このお二方を師匠として、今後頑張っていこうと珍しく純粋に誓う私であった。
(そのレポートは次回から2回に渡って紹介します)

そして視察を終えて、有島武郎記念館へ。ここもまた20年ぶりの再訪。
北海道の晩秋期に最も読みたくなる文学作品、また農への入口を開いてくれた
土の作家。『カインの末裔』は私にとってNO1の小説だ。
その本拠地に少し浸って、旅、いや視察の締めくくりとした。
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by ut9atbun61 | 2019-07-23 00:01 | 農業(有機) | Comments(0)

始動 アスパラガス

苦節3年! 今週からたまたま農園産アスパラガスの収穫が始まった。
「有機無農薬でアスパラを栽培しよう」突然思い立ったはいいが、そうは問屋が
卸さない。随分皆に反対された。「無謀だ」「海太郎に出来る訳無い」、正直言
って私もそう思う(笑)。高名な有機農業の先生からも、「アスパラガス有機栽培
はリスクが高すぎるから、実験的に一部だけ取り組みなさい」と忠告を受けた。
しかし、無知とは怖いもの、ひねくれ者は恐いもの知らず。そう言われれば、ま
すますチャレンジしたくなるのだ。
確かにアスパラガスというのは、大変弱い植物。病気・虫・草・湿気・乾燥に弱
いと、取り柄が全く無い(強いといえば春の野菜としてアピール度ぐらいか)。
地元でも何人か生産に取り組んだものの、病気で全滅したり、収量が激減して栽
培を断念したりしたそうだ。慣行栽培でそんな状態だから、いかに有機栽培が無
謀なのかが分かる。現にアスパラ有機栽培農家(中~大規模)は、北海道に少し
いる程度で、本州には殆ど見当たらない(数年前京都にいたようだが)。山陰だ
ったら、ほぼ自殺行為もしくは死刑宣告に等しい?
ところが私には0.1%の勝算がある。ここで就農して7~8年程、アスパラを育て
たことがある。何もしないいわば自然農法的に。それはそれなりに育って、病気
にもならず、産直に出すことも出来た。また出雲の知人は、小規模ながらもアス
パラの自然栽培に取り組んでいる。
つまりは、肥料を最低限に抑えて、収量を余り期待しない。更には家畜糞より、
緑肥や有機物を投入して炭素と腐植を増やせばいいのでは?って事。
目の前に広がる15aの畑、気が遠くなりそうになるも、成功してやる!という気
合が勝ってくる。

まだ3年、偉そうな事はいえない。ただ今のところ順調に育っており、益田の先
輩アスパラ農家さんからも、圃場を見て褒められた。地味に長く続けていきたい
なと思っている。

たまたま農園の怨念がこもった無農薬アスパラガス、なごみの里、Aコープ、キ
ヌヤ、柿木流通(山陽方面)他、卵野菜セット等、配達などでお買い求めいただ
けます。また援農に来てくれれば、10分労働で1束、1時間労働で両手一つかみ
を支給しますよ! 皆さんよろしくお願いします!

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by ut9atbun61 | 2019-04-25 22:47 | 農業(有機) | Comments(0)

獣農のこころ

年末をぐうたらにしてたら、いつの間にやら2019年になり、
1
月をぼーっとしてたら、早や2月になり、
昭和のすたるじーをずるずる引きずっていたら、平成が終わるという。
月日が経つのは早いもんじゃのうと感心している場合ではない。

お陰様で「おめでとう」と口から臭い言葉を吐かなくて済んだ事だけは有難かった。
ただそのお目出度い“へいわ”というのは、月日を指折り数えていくもんじゃなくなってきた。
その中には、社会を傾けていくお伽話に白い蟻さんたちが群がる。
お金の算段をしていた昨日を消しゴムで必死に消そうとする人もいる。
命の源を次々に売り渡す経済至上ヒーロー戦隊の奴らが笑ってるし。


昨夜上映した真弓先生の映画は暗い気分をどっと吹き飛ばしてくれた。

人間、限りなく動物に戻ればいいんだって事だ。
別に崇拝する訳でもない、明日から心入れ替えて実践する積りもない。
映画製作者の意図とは完全にかけ離れてしまうかもしれないが、
私はあくまで私の獣の心を呼び覚ませばいいのかなって。
つまり限りなく自然に寄り添う有機的な“獣農”だ。

先日テレビでもドイツの若手哲学者が西田幾太郎を引き合いに出していた。

「人間は動物から進化したとは言っても動物で無くなったわけではない。

そして今晩初めて知った、宮沢賢治の無二の親友保阪嘉内という人が叫んだ台詞に乾杯!

「ああ、人間らよ 土に生まれ土に帰る お前たちは土の化け物だ」


by ut9atbun61 | 2019-02-10 01:18 | 農業(有機) | Comments(0)

農業と暮らしのはざまで

久々の投稿と思って30分かけて大作を綴った(本当に)。
うっかり別のページに飛んでしまい、一瞬にして労作がパー!
もうやる気を無くした。でも勿体ないので概要だけ。

最近農業に熱を入れ過ぎて、日常生活や自給的暮らしというのを置いてけぼりに
してきた。しかし今日、自宅でたまたまコンクリを打つことがあり、その余った
時間で石垣作りをした(というか、師匠がやろうというから)。
はじめは渋々だったが、やっていくうちに自分が全然理解出来てなかった事と
(やった事はあったが)、やった後の芸術的な美に惚れてしまった。
業者に頼んでブロックでやれば、時間を十分に農業に充てられたが、心の定まる
ところがなかったかも。
これからも体の何処かには、自給精神を残しておかないといけないなと感じた。

と能書きを語ったところで、再び明日からひたすら“只管打坐”農業だ!
by ut9atbun61 | 2017-08-02 23:31 | 農業(有機) | Comments(0)

有機のがっこう

最近めっきり御無沙汰のブログですが…。

最近農業を学ぶというのが面白くなってきた。
Iターンしたての頃は、うちの師匠にどやされながら朝から晩まで野良仕事。
“生きる哲学”の名の下、トコトン充実疲労感と自給自足感に楽しみを見出してい
た。しかし今は土作りしてよい作物を作りたいという欲求感が強い。
“何を今更言ってんだ”って、お笑いぐさであろうけど、私にとってはごく自然の
流れだと思う。つまり深化している(つもり)!
まだまだ私は土づくりの成果は出てない。が、一緒に学ぶ仲間の圃場の土・作物
が目の前で変わっていく様を見せられると尚更掻き立てられる。
「土づくりは有機農業も慣行農業も関係無い、対立の壁を作るな」という有機の
がっこう山下校長の言葉がストンと腑に落ちる。
政治も農業もすべては中庸だな。

4月から新年度開校、生徒絶賛募集中!
志共にする仲間たちとしっかり向き合っていきたい。
by ut9atbun61 | 2017-03-23 23:32 | 農業(有機) | Comments(0)

来春に向けて

長々と雨が降る。
百姓にはこたえる。
排水の悪い田んぼを無理矢理畑に仕立てたもんだから、通路は用水路。
マルチの中もぐしゃぐしゃで植え付けが出来ない。
晩生の白菜・大根はもう少し待つ事にする。

先週、雨の隙間を狙って有機の実証畑に緑肥ライ麦蒔き。
今冬の野菜植付けを予定してたのだが、うちの師匠が間違えて2tもの堆肥を
入れてしまった。ま、いいかと思ったものの、土壌分析は大目に見てくれない。
異常にカリ成分が増えてしまい、植付け断念。
それでもう少し炭素成分(緑肥)を増やす事に。
春夏であればソルゴーが効果的だが、寒くなる時期は麦系。
1反で8k播種。そして鳥に食べられないようトラクターで浅く耕うん。
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トマト栽培用のハウスにはソルゴーを蒔く。
こちらは締め切って保温出来るから年内にある程度大きくなると見越しての播種。
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これらは年内に刈って鍬込んで、来春からの夏野菜畑で恵みをもたらせていただく予定。
来年の準備を今から始める。それが美味しい野菜を作るコツだという。
by ut9atbun61 | 2016-10-01 22:25 | 農業(有機) | Comments(0)

希望の種蒔き

農業の話。
昨年から今年にかけて、農業という言葉につい力が入る。
私にとってちょうど転機と思うべき事が目の前にある。

昨年、高津川倶楽部という有機流通会社が誕生し、今年から有機のがっこうin
高津川が始まり、ちょうどいいタイミングで農協の補助金と出会った。

今まで私は、いつも「農」を積極的に語り、「業」を口にする事は無かった。
何だか金儲けの匂いがして避けていたし、語る程の自信が無かったとも言える。
しかしここんとこ思うに、「農」だけでは愉しさの域、「業」が加わると苦し
さが伴う。ここ数年は四苦八苦してばかり。
しかし苦しいばかりではない。多収や秀品によって売上が上がったり、評価を
得る嬉しさが伴ってくる。また探求心と向上心が格段に増す。
何か「業」を得た先に本当の「農」が見えてくるのかもしれない、そこまで思
うようになった。
うちの師匠の、金儲け否定的自給自足論を乗り越える時期なのかもしれない。
それは勿論、全否定ではない。思想として根底に置きつつ、農業の一般的価値
を上げるため(自他ともに)の一つの戦略とでも言おうか。

有機のがっこうの山下先生は言う。
「朝から晩まで農業の事を考えろ。」
「とにかく畑を1日中観察しろ。」
もはや先生の言う事は「業」というより「行」である。
その中で見えてきたものを実践すると良いモノができる。それを販売して初め
て「業」が成り立つのかもしれない。

さぁ、これから頑張っていいモノを作るぞ!というワクワク感と、行く手を阻
むであろうハンパない困難を思って、心が揺れ動いてはいるが、前に進む以外
手は無い。「Iターンの先駆け」とか「有機農業に取り組んできた」といっ
た形容詞を無駄にしたくない。それよか更に磨いて、そんな装飾を全て捨て去
ってスリムに格好良く見られたい。
色々と夢は膨らむが、確実に、堅実に、実践していきたい。
早速明日から、来年の事を考えながら緑肥種まき。
by ut9atbun61 | 2016-09-22 21:20 | 農業(有機) | Comments(0)

言い訳

 昨日からようやく我が農園の稲刈り。
5反ちょっとで半分が無農薬、半分が除草剤1回のみ。
うちのボロコンバインで刈り始めたものの、昼過ぎからは法人の最新大型コ
ンバインが助太刀に。うちのは…哀れ側後部分から白い煙が…。
しかし法人コンバインも苦悶の悲鳴を上げる。度々エンジン停止で時間ばか
りが無駄に過ぎる。
「こねぇコナギがあったんじゃ、どねぇもならん!」
師匠から散々小言を浴びる。
結局、3分の2ほど刈っておしまい。残りは台風一過で。

今年はちと悪い。
農業は言い訳するな、と言われてきた。
だから、圃場を前にしていちいち人に言い訳する気はない。ぐっと堪えて黙
ってありのままを見てもらう。
その代わり、このちっちゃなスペースで言い訳を吐き出す。

去年までの数年、除草もそこそこうまくいき、収量も少しずつ増えてきた実
感があった。ところが、今年はその甘えと、ケール春作栽培に手を出した欲
で全く手が回らない。除草もそこそこに、片目をつむってケールに力を注い
でしまった。何の展望もなく、田んぼも何とかなるだろうという勝手な解釈。
まぁ、農業は正直。数年抑え気味だった田んぼの雑草コナギが活き活きして、
ホタルイも誘い込む。おまけに嫌々散布の除草剤1回の田んぼも負けじと雑草
天国。何とかしようと腰を上げた時にはどうしようもない…。
明日は雨。ゆっくり籾摺りでもしようかと思うが、乾燥機を見るのが怖い。
反5俵もないだろう。

最近ちょっと調子に乗って、あれこれ手を出し始めている。
それが見事に裏目。中途半端に虻蜂取らず。
これを機に来年、もう一度出直しだ。
by ut9atbun61 | 2016-09-17 23:07 | 農業(有機) | Comments(0)