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2012年 12月 08日 ( 1 )

アメリカンニューシネマ

 先日“津和野のチベット”に棲む友人がDVDを貸してくれた。
「天国の日々」と「地獄の逃避行」。これだけ見るとなんて映画だろうと思ってしまうのだ
が、これはセンスの無い邦題故の事。
内容は予想通りのストライク。もろアメリカンニューシネマだった。
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 アメリカンニューシネマの魅力は一言で言えば物足りなさ。「えっ、それで終わり」と、
期待を見事裏切ってくれる。綺麗事では無い、どろどろしたもの。そこのもどかしさが何
ともいえなくていい。まさに世界の負の側面を見せて、観てる者の想像力をかきたてて
くれる。
 あといいのが、映像美とそれに合う音楽。一気に呑み込まれてしまう。
私はリアルタイムの人間ではないが、70年代のカウンターカルチャ-の虜になっている。
 社会への反抗精神。そこをちゃんと解明出来てないダメなところもまたいい。
不完全で、退廃なものへの憧れ。ちょっとマニアック過ぎるかもしれないけど。

 アメリカンニューシネマが過去のものとなっている今、私が大好きな監督はヴィム・ヴェ
ンダース。その薫りを残しつつ、現在を彷徨っている素敵な映画を作っている。おススメ。
by ut9atbun61 | 2012-12-08 00:10 | Comments(0)