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2011年 05月 29日 ( 1 )

旅紀行(2011) vol.1

(3.11震災以前の東北紀行をこれから数回に分けて書こうと思います)

 3月6日、朝5時。寒さを丸め込んで、津和野駅のホームに立つ。
毎年恒例になった一人勝手旅。今年も昨年同様、北へ向かう。
しかし今回は、小さな相棒が目をこすりつつ、ついて来る。
厄介な物をしょいこんだと後悔はするが、かみさんの機嫌を損ねんがための窮策。
あとはお菓子と絵本をちらつかせて、相棒を巧みに操れば問題はない。

 まずは一時間半かけて、古エンジン響く気動車に揺られて新山口へ。
朝明けきれぬ闇を走るため、30分経たぬうちに「やっぱり家へ帰ろう」と相棒。この先が
思いやられる。
 本日の一つ目の目玉。7時14分新山口発こだま号に乗る。
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この500系こだま、先頭8号車の一番前には、何とこども運転台が設置してある。
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おもちゃながらも精巧に作られていて、鉄ちゃんの心をも誘い出す。
 日曜日で朝が早い事もあり、幸い8号車には私たち2人だけの貸し切り状態。
相棒は広島までの一時間弱、大いに楽しんだ。

 広島からは、10時発瀬戸内マリンビューという列車に乗る。
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これは瀬戸内海沿岸を縫うように走る呉線に、車窓を楽しんでもらう目的で2005年
に誕生した快速列車。2両編成の1両を観光用に改造した。
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車内は船をイメージしたとかでお洒落で、窓が大きい。座席配置はどうしたものかと思っ
てしまうが、ゆったり座り心地は好い。但し肝心の乗客はというと、閑古鳥が鳴く有様。
車窓がいいだけに勿体無い。広島旅行の際は、是非一度ご乗車を。
 青い空と穏やかな海の間を探しながら、愛憎のこもったおむすびをほおばる。あとは
ぼーっとする。気持がいい。相棒はいつの間にか夢の中。
 終点三原(広島県)からは、各駅停車の乗り継ぎで一路大阪へ。何の変哲もない窓の
外の移り変わりにも私は一喜一憂。相棒はため息と小言の独り遊び。約4時間。
 そして夕方の大阪で途中下車した理由は、これ。
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かつて少年時代の憧れの的、L特急「雷鳥」号の廃止。
当時は様々な絵柄のヘッドマークが子供心をくすぐり鉄道熱をかきたてて
くれた。
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その絵を見ては、どんなところを走る電車だろうと想像を膨らませたりした。しかし、最
近は段々少なくなり、列車そのものも無機質になって来たような気がして残念だ。
 結局、我らも最後の「雷鳥」の出発の雄姿をカメラに収めようとするが、老若男女入り
乱れた鉄ちゃん達にもみくちゃにされ至難の業。
自分の事は棚に上げて、マニアのマナーの悪さを罵りながら今夜の泊まり地、大垣へ。
 二人揃って倒れ込むようにして眠ったのは言うまでも無い…。 つづく。
by ut9atbun61 | 2011-05-29 22:09 | 鉄道 | Comments(0)