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キレる医者

いつも思うのだが、地元のおっさんらの世話話は面白い。
歳を重ねていくと、ネタは老・病・死と暗い話題が多くなってくるのだが、
これがまた目茶苦茶面白いのだ。一種の地の話芸なんだろう。
今日は地元の小さな神様の祭りで、60~70代のおっさんらが話音頭を取った。

「昔わしらが子供の頃は、貧乏だったから砂糖なんか無くてなぁ。」
「おかげでこの辺りの子供らは虫歯が一本もなかった。」
「ところが今や総入歯になってしもうた。食べ物が変わったからのう。」
なるほどなぁ、先日の映画に出てた真弓定夫先生も歯磨きしなくても虫歯1本も無
いって自慢してたなぁ、と感心していると、
「ワシは最近、歯が痛くなって○○歯科に行ったんじゃが、あそこのババアが検
査をしてジジイが歯を削ったところ場所が違ってたもんで、わしゃぁ大文句を言
ったら、『はぁそんな文句言うんだったらもう来んでいい!』と言われたんじゃ。
わしゃぁ腹が立って腹が立ってあれからほったらかしじゃ。」と大爆笑。
「あんたが腹立てるとはよっぽどだな、確かにあそこのジジイはひどいからな。
昔は……な事もあったな。だが今の若いのは腕がいいというじゃないか。」
「昔、××におった●●という医者、あいつはひどかった。ある時腹を立てた奴
が、『てめぇ殺してやる!』と言ったら『おー殺せるもんなら殺してみぃや』
と言うて、ひどい喧嘩になったもんじゃ。もうヤクザじゃ。」
この後も嘘のようなホントの話が延々続いて、笑いまくった。

確かに今のお医者さんというのは、皆さん真面目で親切でいて丁寧な対応される。
(隣町の耳鼻科は大変厳しい先生がいらっしゃって、患者をすぐ叱るため、ほか
の耳鼻科に皆流れてしまうとかで、今や予約無でもすぐ診てくれる珍しい存在だ)
私が幼い頃でも、結構激しい医者が多かった記憶がある。
歯医者では怒鳴られ、耳鼻科では耳が千切れるほど引っ張られ、(何処かは覚え
てないが)大声で泣くと口に布を突っ込まれたことも。
今の時代だと虐待扱いになるんだろうか?
医療費が社会を圧迫しつつある現在だからこそ、キレる医者、怖い医者、無茶な
医者、不気味な医者さん達が跋扈してくれると、医者にかかるのはもうこりごり
だ!といって皆健康に気を付けるのではないだろうか?
そんな下らない事を考えつつ、近々、(おそらく)慢性中耳炎で耳鼻科に行かな
ければいけない、さて患者のいない叱る医者に行こうか、はたまた3時間待ちの
優しい医者のところに行こうか、おっさんらの笑い声の中で、結構本気で悩む私
であった。




by ut9atbun61 | 2019-04-14 23:02 | Comments(0)
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