人は何のために落ち葉を集めるのか

今日、息子たちを連れて落ち葉集めに出掛けた。用途は勿論畑の土作り。
日原に抜ける、山沿い“険道”の脇に埋もれる落ち葉を大量採取。
車なんぞは滅多に通らないから、2tトラックは横付け。
しかしそんな時に限って車の音。目をやるとクラウン系パトカーが向かってくる。
交わせるように慌ててトラックを移動して、やり過ごす。
長年の習性か(?)思わず身構える。そして手を止め、じっと見つめる。
パトカーはゆっくりと通り過ぎる。
窓越しのお巡りは会釈笑顔で通り過ぎる。中で2人で会話している様子。
「親子で落ち葉集めなんて随分昔の光景じゃないか、微笑ましいねぇ。」
おそらくそんなところだろう。子供2人を連れていれば…。

昨年末の落ち葉集めも、確かこの辺りだったが、少し違っていた。
一人で黙々と集めていると、「こんにちは!」と突然話しかけられた。
集中していて全く車に気が付かなかったらしい。顔を上げると、ミニパトに乗っ
た若いお巡り。笑顔でありながらも目は笑っていない。
「何をされているのですか?」
「何をって…ただ落ち葉を集めているだけですが。」
警戒感を持たれないように、こちらも負けずと作り笑い。
「地元の方ですか?」「いや、この近くだけど地元じゃないです。」
「お住まいはどこになります?」「この山を越えた木部ってところですよ。」
「何のために落ち葉を集めているのですか?」
オイオイ、落ち葉で爆弾作れるかっての!、ちょっとふざけてやろうか。
そう思ったが、お巡りは身を乗り出して、車から降りてきそうな勢いだ。
呆れながらも一応きちんと答える。
「何のためにって言われても…、これを畑に撒くんですよ。肥料になるんでね!」
「あ、そうなんですか……、…失礼しました…。」
随分腑に落ちないといった態で、名残惜しそうに(笑)去って行った。
こっちこそ、こんなすっきりしない職質は生まれて初めての経験だ。
やはり落ち葉集めは子供を使うに限る、つくづく感じさせられた一日だった。

by ut9atbun61 | 2018-06-17 22:21 | 田舎 | Comments(0)
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