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緊縛のいざない

 昨秋、松江で“禁断”の研修会があると聞き、友人達と日帰り強行軍で出掛けた。
確かに参加者は個性的な人ばかりで、お偉方も肩書を捨て周りを気にしての参加?
内容を高言すると白い眼で見られかねないが、簡単に言えば縛り方の講習。しっか
かり縛ってあげれば喜びの表情をうかべるという…。
何がって?
……植物が。他意は何も無い。
元普及員で、従来の栽培法に疑問を持ち、独自の栽培法を獲得された方。
野菜、果樹全てにおいて、幹や茎を一カ所で縛ってしまう。
そうすれば、植物本来の天に向かって成長しようとする働きが活性化して、飛躍的
な収穫が見込まれるという。しかも肥料は一切与えず。
「ホントかよ」と疑いながらも、その実績を聞いて半ば納得。興味を抱えたまま帰
途についた。

そして先週、遅まきながらブルーベリーの剪定をしながら、同じ条件の下、実験。
A.従来通りしっかり剪定して、陽が当たるようにご開帳。(写真左)
B.軽めの剪定の後、ぎゅうぎゅうに縛り上げる。(写真右)
緊縛のいざない_f0237818_23283477.jpg


ぎりぎりとブルーベリーを縛り上げていくうちに、何だか快感を覚えてきた。
独りほくそ笑み、もっと痛めつけたい思いに駆られ、
「そうだ!鶏糞をたっぷり塗りたくってやろう」、と手にしかけて、ヤバい!
危うく禁断の世界に入り込むところだった、と冷静になり、Aの株もとには鶏糞と
油粕を施し、Bには優しい視線を投げかけて、終わり。

さて、どうなることやら、楽しみである。今年は他の野菜でも挑戦してみたい。
くれぐれも、のめり込まぬように気を付けながら…。
by ut9atbun61 | 2016-02-12 23:57 | 農業(有機)
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