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コクホの世界を覗き見

やっとこさ、師走が闊歩し始めた。
今日は午後から、小雪が舞い踊る中をかいくぐって町役場へ。
国民健康保険の審議委員という有難い肩書を頂いたために、会議の呼び出しだ。

国民保険なんてものは、今まで深く考えた事がなかったので、学ぶには丁度良
い機会である。そう元気一杯で臨んだのだが、開始20分で撃沈…。
穴の開いた潜水艦よろしく、浮上出来ぬまま、気持ちばかり重くなっていく。

皆さんは国民健康保険の現状というのをご存じだろうか?
身近で言えば、最近何だか保険料が高くなったなぁと感じる程度であるが、蓋
を開けてその中を覗きこんでみたら、まぁ大変な事に!
余り詳しい話はここでは申し上げられないが、国保は現在、市町村単位でやり
くりを行っている。それが平成30年度より県単位で一本化されるとか。それに
向けての対策作りをしていかなければならないようだ。
ただ島根県に限って言えば、どこの市町村も苦戦しているという。
中でも津和野町はワースト1,2を争う強豪。
実際の医療費・介護費に保険料が追いついていない。なのでお金を“そっちから
こっち、あっちからこっちへと、スマートにつじつま合わせをしているだけ。
自治体の涙ぐましい努力には敬意を表するが、これでは早晩、破たんは免れぬ。
そこで保険料の更なる値上げの話が出て来る訳だが…。

細かい数字を追っていくと、確かに保険料値上げもやむなしだと思えてくる。
しかし、それを町民に納得してもらうためには、それなりの展望がないとダメだ。
以前も書いたかもしれないが、現代人は医療に頼り過ぎだと思う。
風邪がひいたら内科、目にゴミが入ったら眼科、手足が痛けりゃ整形外科、心が
辛くなったら精神科…。老若男女辺り構わず病院通い。そりゃ、病院も手が回ら
なくなる。
もう少し、予防医学や民間療法を官主導でもいいから進めていってほしい。
それで町民が意識改革に目覚め、心身共に強くなれば、自ずと保険料も下がって
いくというもの。
その道筋を町が一歩でも踏み出してくれたら、一時的な保険料値上げというのも、
理解を得やすくなると思う。

この度は初会合でもあり、やや遠慮してた部分があったけど、次回の会議では、
そこら辺りをついていこうと思っている。
by ut9atbun61 | 2015-12-17 23:34 | 田舎
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