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午前2時の叫び


真夜中を選んで、独り…、外に出てみる。
雨上がりの夜空は、すこぶる機嫌が悪い。
11月の夜風はひやぁっと顔を引っ叩いていく。
苦笑いを隠すように煙草に火を付ける。久しぶり。
煙草の赤黒い火と歪んだ月が重なる。
その瞬間、全てが止まる。私の14年間も止まる。
そして大きく吸い込み、それから吐き出す。
白濁の煙が暗い森へと流れていく。
ざわざわ、ざわざわ、ざわざわ。
食べ尽くした木々はまた静かに戻る。
私もためらいと寒さに挟まれて家に入っていった。


迷いが生じたら、自然に尋ねるしか法はない。
人間の頭では解決出来てなくても、自然の中ではもう過ぎた事。
なんて、かっこつけてみると、元気になる。
究極のナルシズムだな。
明日は睡眠不足だ。ま、いいか。
by ut9atbun61 | 2014-11-10 01:57 | 田舎
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