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連作のすすめ

 私が就農したころ、同じ畑に毎年同じものを植える(連作)のはよくないと言われてきた。
同じ様な虫や菌が増えて病気にかかったり、収量が落ちると。
だから毎回植えるものを変えていく(輪作)、ひとつの場所に複数のものを植える(混作)、
などと指南書には書かれていた。
確かにそうだ、と納得して苦労しながら輪作に努めてきた。

 しかし、ケールの契約栽培を始めてから、毎年同じ場所で作らなければならない状況が
生まれた。すると、ほれ見たことか、2年目から大量の虫、様々な病気が作物に襲いかか
ってきて、殆ど収穫が出来ないほどに。「やっぱり」と思いながらも、間で水を張ったり牧草
を蒔いたりして誤魔化す。ついでに自分へも誤魔化す。「ま、そのうちなんとかしよう。」

 するとどうだろう。4,5年経ったころから急に虫が減ってきた。そして病気の株も殆ど見
えなくなってきた。畑にはカエル・カマキリ・クモ達が目立ってきて虫を捕食。青々しいケー
ルは太く立派な株に。
連作障害なんか起こるどころか、自然界のバランスが安定してきたように私には映った。

そして昨年出会った一冊の本。MOAの叡智の結集。
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いくら人間が我が儘勝手よこしまを起こしたとして、自然はちゃんとバランスを整えてくれ
るんだ。人間が我慢強くならなければ、自然も相手してくれないのだろう。

少しばかり安心して、今年はトマトの連作にチャレンジしてみるつもり。
by ut9atbun61 | 2014-06-18 21:59 | 農業(有機) | Comments(0)
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