三国志から難波大助まで Ⅰ
昨日、今夏の息抜きと称して光市へ行った。
ここは知る人ぞ知る“三国志城”がある。友人の息子の高校生を誘った。 2時間余りかけてたどり着いたところは、田んぼの中に家が点在し、その周囲を 低い山が囲う、いわゆる何も無い田舎。その真中にちゃちいながらも堂々とそび えたつ三国志城。期待外れかな?と思わせる佇まいではあるが。 マニアな私はそんな事どうでもいい。早速500円払って観覧。 展示自体は個人収集家の域をはみ出す物ばかりで結構堪能。揚修の“鶏肋”と いう文字が躍っている姿にほくそ笑んだり…。 1時間弱で受付に帰還した私達におばあちゃん(この方が館長らしい)が水とお 菓子を出してくれて世間話と相なる。 全国からマニアが集まってお祭りをしたり、地元の子供達の交流の場になったり と、なかなか趣味から地域貢献に広がっている様子で感心した。 そのうち、近所のじいちゃんもいつの間に話に参戦。どうやらここは喫茶もやって る様子。次はお国自慢。山口は総理大臣が多いとか光市には伊藤博文や市川正 一、などがいるとか(余談、松岡洋右や宮本顕治も光市)。おばあちゃんは続けて、 「あと知らんだろうが、難波大助というのもこの近所の生まれだよ」 その名前を聴いて私は思わず声を上げた。「えっ、あの難波大助もですか!?」 少々怪訝な面持になったおばあちゃんだったが、奥から観光地図を持って来てアノ 人はどこだの、この人はあそこだの、説明を延々…。と、そこをさえぎって、「えっと、 他はいいんですが、難波大助の生家を教えて下さい!!」と私は息もつがずにたたみ かけていた。 それから10分後、難波大助の生家、向山文庫へと車を走らせた。 ~つづく~
by ut9atbun61
| 2013-08-16 20:54
| 田舎
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