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風邪マニア

久しぶりに体調を崩した。どうやら風邪らしい。
おそらく今までのハードな農作業が終わってほっとしたのだろう。
しめしめと午後から仕事を切り上げ、ゴロゴロする。

 大体私は風邪引きのチャンピオンだと自認している。
小学校に上がるまでに8回入院した記録を持つ(しかも風邪以外の大病は皆無)。
私にとって、風邪は大の仲良しで良きパートナー。そろそろ風邪がやってくるんじゃないか
なという気がしたら間違いなし。必ず一家の風邪菌を一手に引き受けて最後を締めくくる。
おそらく大黒柱の面目躍如で子供達からの尊敬のまなざしを受けているだろう。
家人は「それは気が弱いからすぐ風邪引く(うつる)んだ」と文句を言われるが、風邪をそ
んなに邪険にしてはいけない。

風邪を引くと良い事が沢山ある(声を大にしては言えないが)。
○まず家族皆が心配してくれて、色んな世話をしてくれる。迷惑をかけるのは生きてる証。
○次に、昼間皆がせっせと働いている横で自分はゴロゴロ出来る。これも生きてる実感。
○横になってじっとしてると暇になるんで、本を読んだり色んな思索にふける事が出来る。
啄木、賢治といった先人達は病床でこそ優れた作品を残している。私もよもやという期待。
○そして、初めの頃こそおかゆやうどんといった寂しい食事であるが、治りかけると、「精が
つく食事を」といって御馳走を食べる事が出来る。

あと風邪は慣れればどうってことない。
うちのかみさんは、日頃から丈夫で風邪など滅多に引かない。だから一旦風邪を引くと
37度越えただけで寝込んでしまう。そんなヤワじゃ生きていけない。
私は風邪に慣れ親しんでいるので37度どころか38,39度と熱が上がるに従い、ハイに
なっていく。昼はいつもより元気に動き回れる。しかし夜は後悔するのだが。

つまるところ風邪というのは私にとってハレであって、今までの日常をリセットするための
最上の手段。2,3日休めば必ず良くなるのだから。愉しまなければ。

 さあ今回は何の薬にしようかな?漢方マニアの私にはそれも愉しみの一つ。
by ut9atbun61 | 2012-10-01 20:47 | 田舎
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