ケール栽培
今日はケール畑の片づけ。
鶏達のエサ用に葉っぱを取りながら、株を抜いていきます。 私の農業の一つの柱は、このケール栽培。「まずい、もう一杯」 でおなじみの青汁の会社と契約栽培しています。 勿論無農薬有機栽培ではありますが、黒マルチを使用したり、 牛鶏糞を大量に投入したりと、私の目指す自然農法からは程遠い です。 ![]() ケールの葉っぱです ケール栽培を始めた頃は、とにかく大変でした。 1年目・2年目は青虫が大量発生。そりゃ今までアブラナ科植物を 植えたことがない畑に突然大量のケールがあるのですから。 1株に2~30匹はいました。株をコツコツ叩くと青虫がボロボロ落ちてきました。 それを一つづつ、丁寧に潰していく。初めは気持ち悪かったのですが、 そうもいってられない。ちょっと放置した株は、青虫に食べつくされて 茎だけになるから。 そうやっても所詮焼け石に水。まもなく青虫はさなぎに、そしてモンシロ チョウへとなります。その時期になると畑一面モンシロチョウで覆い尽 くされる。その中を大の大人が網を持って追いかける…。 あまりに珍しい光景なのか、わざわざ噂を聴きつけて見に来る人まで 現れました。 ところが、地道に3年、4年と栽培を続けていくと、あれだけ畑を賑わ せていたモンシロチョウや青虫が激減しました。チラホラ見かけるだけで、 中にはまったく食害を受けていないケールもあります。 どうしたのだろうと、畑に入ってじっと観察していると、モンシロチョウが ふらふらっと葉っぱに舞い降りた途端、カエルが跳びかかってひと咥え。 その隣では、カマキリが自分の鎌手を上手に使って青虫をかじっている。 その時初めて自然界のバランス能力の凄さに気付きました。 薬や人工の力を加えなくても、自然は自然になる。 私が一生懸命虫と闘っている姿を、自然界はどんな思いで見つめていた のだろうか?ちょっと気になります。 ![]() 11月ごろ 収穫最盛期のケール畑 ■
[PR]
by ut9atbun61
| 2010-05-07 22:35
| 農業(有機)
|
Comments(11)
![]()
初めまして。ケール栽培500坪を16年の大塚です。青虫が減る原因はもっぱらマユバチです。しかしマユバチも完全ガードしてくれるには、程遠くモンシロチョウは網で取る必要があります。自然の無慈悲をこれほどまで強く感じる例はありません。それでも50%は収穫できます。
私はまだまだ未熟者の生産者です。確かにマユバチは面白い生態ですね。色々勉強になります。
![]()
私の畑は悪名高い高温地熊谷市にあります。ここの高温は今年コメも焼けてしまったくらいです。35度が3ヶ月続き、夏と冬、合計5ヶ月渇水状態になります。雨が降らないのです。ケールは焼かれ、害虫のため穴だらけになります。一番の敵はモンシロチョウです。あれがいなければヨトウムシ,コナガ、アブラムシ、まいまい、等たいしたことはありません。青虫は小さな苗も食い尽くします。彼らは共生者ではなく破壊者です。何とか良い方法はないものですかね。お互い頑張りましょう。
私の虫対策は、小さな苗の頃、畑の周り(中も)に雑草をしっかり生やす事です。ある程度苗が大きくなってから草刈りをします。
そうすれば幾らかでも食害は防げますよ。 ![]()
お久しぶりです。キューサイとはまだ契約されておりますか?宮崎の20代の若い方でケール栽培をこの10月から始める方を知っています。私を通じ何かアドバイスを送ってあげてください。キューサイから苗を購入されるのですか?
![]()
それからもう一つ疑問に思うのは、そちらは関西のようですが、ケールは冬越出来ると思います。キューサイはポルトガルケールを配給シテイルと聞きました。大体、どのケールも4年は持つものです。なぜ、引き抜くのですか?
どうも。実は今日、ケール畑のマルチかけが終了しました。明後日から植え付けを始めます。うちでは8割がキューサイ苗を利用しています。単価は高いですが、北海道産の苗で、薬をかけてるかと思うほどきれいです。自家栽培分は虫にやられたりして定植苗の確率は低くなります。苗管理がきちんと出来るのであれば、自分で作った方がお得です。うちでは稲刈り作業と被るので苗づくりは趣味程度にとどめています。
もう1点の件は、現在の苗の9割は、花が咲いて実が出来て終わってしまいます(花芽を摘めばいいのかもしれませんが)。ただその中の1割ちょっとは、花も咲かず、翌年も元気に成長を続けます。ただ背丈が伸びてしまって風に弱くなったり、草管理が大変だったりします。そしてキューサイ自体が栽培期間を指定してくるので、毎年更新した方がいいと思います。葉の質・量ともに初めの頃が最もいいですからね。 ![]()
そうですか。ケールは毎年栽培していると、その土地に順応してきて強くなってきます。熊谷は台風や嵐があまりないのですが、倒れても横の幹から芽が出てきます。木の7割が生き残るため3年は新しく植えなくても大丈夫です。熊谷は夏、40度近いですから新しく植えた種は軟腐病にかかるのです。でも耐性が出てきました。今は700坪に増えました。では又。
3年ですか。多年生とは聞いてはいましたが、まだ見たことありません。
一度上京した際に見てみたいです。 ![]()
お久しぶりです。キューサイのケールの花の色を教えて下さい。
どうも。花は菜の花と同じ黄色で鈴なりになります。
|
カテゴリ
以前の記事
2018年 04月
2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 more... お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||