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猪突望身

ウサギの次はイノシシ! 
裏山は獣たちのパラダイスの様相だ。
最近、捕物劇の時は不在が多かったで、久しぶりの現場に出くわした。
「今から殺して水にさらして解体するとなると時間が潰れるなぁ。」
なんて事考えながらも、身体は勝手に動いて金てこ(バール)を手にした。
脳天一撃!可哀想ではあるが、里芋、人参、ブルーベリー苗を荒らした罪
は償ってもらおう。20キロ弱の中物であったが、意外と脂の乗りがいい。
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ゲンコツと背骨は、九州人として久々にラーメンスープを取ろうと思い、
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小腸はソーセージ、レバーはペーストを作るのに。
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やっぱり、イノシシはウサギよりも美味しい。
それを野良仕事が忙しいと言ってちゃ、獣たちに申し訳ない。
しっかり時間を割いて、供養の意味でも徹底的に食べてあげないと。
獣に飢えた人間の本能こそ、自然の中で生きるナチュラリスト。
どうせ雨だしな…、猟師おっさんらに一杯引っかけられ、火を囲んで半日潰れ。
ほんとは、タンにミミガー、頬肉なんて珍味もあるのだが、そこまでは流石に
取る余裕は無かった。

さて明日も、何も言わずに我が家の食卓にディナーとして並べてみよう。
近頃は皆、更に警戒感を増幅させているので、素直に箸をつけるかどうか…。
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by ut9atbun61 | 2016-10-28 22:52 | 田舎 | Comments(0)

ウサギ美味し裏山

最近、イノシシが我が物顔で歩き回っている。夜は家の傍まで。
犬を人間をも恐れぬ所業。檻ワナは全く効果なし。
という訳で、くくりワナをあちこちに仕掛けてもらう。

そうして今朝、猟師のおっさんがやって来た。
「罠にウサギがかかってたがいるか?」と、
私は「(めんどくさいしなぁ…)さばく暇がないからいい。」といつものように
言おうとしたが、「やっぱり貰います。」と何故か言ってしまった。

こうして久しぶりにウサギをさばいた。
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明日の飲み会の目玉食材として。我が家の晩ごはんの主菜として。

ウサギというのは、古来より常食されてきた人間にとって身近な獲物だそうだ。
味は淡泊ながら、ダシは良く出る。豚と鶏の中間のような肉だ。
さばき方も鶏とほとんど一緒。刃物を使わなくともさばける手軽さ。皮も簡単に
剥げるし。

あっという間にさばき終えて、ふと思った事。
Iターンしたての頃は、毎日がサバイバルで、様々な動物をさばき、食していた。
それが楽しみでもあり、かっこよくもあり、生きる為に必要な事とも思っていた。
ところが家族を持ち、生活に追われ始め、農業のウェイトが大きくなるにつれ、
食べ物を採取・狩猟する事なんてめんどくさくて、時間の無駄であると無意識的
に避けてきた気がする。
うちの師匠が以前言ってた。「人間生活が楽になってくると、昔に戻れなくなっ
てしまう。わしがそうじゃから、お前はそうならずに意識して生活しろ」と。
けどそうなってきてる、というか、そうならざるを得なくなったのかもしれない。
農業を追求していく事と里の暮らしを充実していく事、両立できない悲しさ。
でもせめて、子ども達が傍で走り回っている時、何もかもが忙しくなっている時、
初心を忘れ去って惰性で暮らしている時、そんな時に、ちょっと刃物を握るとい
いのかもしれない…。

夕餉の真ん中にウサギ野菜炒めをフライパンのまま、デン、と置く。
子供らは恐々箸を伸ばす。顔をしかめながらゆっくり口に持っていき、
「うん、食べれなくはないな!」「可哀想だけど、意外と美味しい。」云々。
クソッ、偉そうに!と腹を立てそうになるが、まずはここからぐっとこらえて、
「昔の日本はみんなウサギを食べていたんだよ。ウサギ追いし♪という歌が…」
と話し始めるのだ。
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by ut9atbun61 | 2016-10-24 21:35 | 田舎 | Comments(0)

ベストセラー読み

最近、本の偏りを失くすため、古本屋でベストセラーを選んで買うようにしてい
る。今までは「売れた本なんてくだらねぇ」なんて遠吠えしていたけど、やっぱ
り売れるからには訳がある。ちょっと努力して読もう、と一念発起。

思い起こせば、大江健三郎氏が騒がれてた時に、(今は亡き)読書通の方に突っ
込まれた。私が、「大江健三郎氏は、何か気取ってて嫌いですね。」と言ったら
「彼の作品のどこが嫌いなの?」と。私は苦し紛れに「いや、先日書評見てたら
イメージ通りの事を書いてた人がいて」と答えると、「自分で読まないうちから
批判してはダメだよ!」と言って一冊の本をくれた。「小説の経験」
今やそれがその方の形見となってしまっている。

つい手に取った本達。有名&題名で選んだところ、
「苦役列車」西村賢太…底辺を這いずる人のリアルな生き様。ちょっと陰鬱過ぎ。
「図書準備室」田中慎弥…ひねくれた古い文学者っぽいが、ちょっとくどいかな。
「廃墟に乞う」佐々木譲…題名に魅かれて買ったけど、軽い感じの探偵もの。
見事西村賢太には、はまってしまった。
早速、「暗渠の宿」と、師と仰ぐ藤澤清造短編集を買ってしまった。
ちょっと時代錯誤的ではあるが、今だからこそ読んで浸りたい気分。
それが本のいいところ。

この次は、皆が薦めてくる村上春樹ってやつを読んでみようかな。
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by ut9atbun61 | 2016-10-22 23:27 | | Comments(0)

たまたま通信10月号

遅ればせながら10月号の紹介です。
只今、鶏小屋にワナ仕掛け中。見事かかったら報告します。

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by ut9atbun61 | 2016-10-14 22:15 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

笑神のフォークシンガー

ジャパニーズフォークの開祖、高石ともや氏が津和野に!
浄土宗僧侶による石見地域巡礼コンサート。
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是非観に行こうと思って蓋を開ければ、いつの間にかミニマルシェをやる事に。
(おかげさまで結構売れました)
そして何と!コンサートの前座まで務めさせてもらった。恥ずかしいやら嬉しい
やらで。
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高石さんは御年74歳。昔シンガー、今ランナーというぐらいで、現在は日本を
代表するシニアランナー。第1回トライアスロンでは優勝、ホノルルマラソンは
40回連続出場というツワモノ。
昔『ホーチミンのバラード』など唄ってた過激反戦歌の面影は薄い…。
がっちりした健康体から元気良く繰り広げられる声。何かフォークシンガーらし
くない。またコンサートも唄より話が長く、内容も生死にまつわる説法っぽくて、
ある意味期待を裏切られた。けれども心には十分響く内容だった。
「上を向いて歩こう」「あの素晴らしい愛をもう一度」などのヒット曲は、実は
作詞家の思いと全く正反対だとか。本来、人生の辛さや苦しみに遭遇して何とか
それを乗り越えようとするシリアスな内容なのに、音楽プロデューサーや歌手達
が明るく軽いノリに仕上げ、そのまま大ヒットしたそうだ。だから皆で手を叩い
て合唱しようとなると違和感を覚える、と。
確かに、テレビでフォーク歌謡の大物が音頭を取って、最後に全員で大合唱して
いるシーンをよく見かける。高石氏は決してそんな歌い方はしたくないそうだ。
また「あの素晴らしい~」の歌詞は、1番を20代向け、2番を40代向け、3番を
60代向けてフォークルの北山修氏が作ったという面白いエピソードも聞けた。

歌は少ないながらも、大きく響く歌声とマーチンの箱鳴りギターに酔いしれて、
1時間半を堪能できた。
終わったら、早速高石さんを突撃。ツーショット写真を頂く。
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間近で拝見すると、強烈な笑顔のオーラに覆われている。
その優しさについ、フォークとは?なんて質問をしてしまった。
「僕はね、余り皆と一緒に昔の唄を歌おうなんてしないんだよ。でも最近、なぎ
ら君が慕ってきてくれて、時々一緒にやるんだよ。大体僕は、自分のことミュー
ジシャンだなんて思っていないんだよ。ただ人と会って、話して、感謝して、修
行しているだけ。そんな気持ちで君も唄を歌っていったら長く続けることが出来
るよ。」
私はただ興奮してたから、あんまり覚えてないが、確かそんな事を言ったと思う。
とにかくその言葉、頂きました❢
やっぱり孤高のフォークシンガー、ここに在り。
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by ut9atbun61 | 2016-10-11 23:50 | 音楽 | Comments(0)

土井のオヤジナイト レポート

一昨日は"土井のオヤジ"吼える!イベントナイト。
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ロフトプラスワンに負けず劣らず、いやー、愉快痛快なひと時でした。
予想は裏切らず、お客さんとは思えぬ随分と濃いメンバー達が十数人集った
(中には右も左も全く分からぬ若い女性の姿もいて少々びっくり)。
オープニングで私の拙い政治唄を披露。
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第1部は民族派右翼物語中心。街宣・公安面白ネタを織り込み、国を想う熱い心
を語ってもらった。
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その中で土井さんは、右翼活動の現状を憂い、自らの思想の変化を吐露する姿
にはシビれた!右に振りきれた人だからこそ至った思想だ。
途中で共産党町議の方にも参加してもらい、政策○×対決など和気あいあい(?)
と進み、右翼ファッションショーで1部を締めた。
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第2部は吉賀のともちゃんに加わってもらい、地域に目を転じて農と教育など未
来を語ってもらった。
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土井さんの言葉で響いたのは、地域に住む人たちの自主性の欠如。今まで、色ん
な田舎の衰退状況を行政や他の物(者)のせいにして諦め感を持ってきた事が問
題で、次世代と手を組んで価値の大転換で田舎を再興しようという意気込みが芯
まで伝わってきた。
地域の話になると、フロアが黙っていない。日頃から一家言持っておられる皆さ
まが話を奪い合い、最後は自由討論形式に。これはこれで面白かった。

予定時間を大幅にオーバーして無事に終了。

イベントを通じて改めて感じた事。
右左は余り関係無いってこと。
確かにそう。右左という分かれ目はあくまで政策課題のみであって、この国や地
域を良くしたいという思いは共通。だからお互いの主張に耳を傾けて、ややもす
れば自分の思想を常に疑う事をしないとダメだなと思う。その謙虚さが今失われ
ているから、相手の批判ばかりやりあっている。そういう人や組織を見ていると、
結局憂さ晴らしの思想なのではと疑ってしまう。
現に土井さんと私は主張は隔たりはあったけど、その下部で連帯感が生まれた気
がする。土井さんはロマンを持っている。

かつて民族派野村秋介氏の放った「俺は右翼でない、新浪漫派だ」という言葉を
噛みしめながら…

『おもしろき ことなき世を おもしろくする 企画』 まだまだ続きます!
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by ut9atbun61 | 2016-10-08 23:08 | 田舎 | Comments(0)

物々交換

世界で一番美味しいお米はどれか?
やっぱり瑞穂の国、日本でしょう!
では日本で一番美味しいお米は?
そりゃ自分とこの「無農薬 海太郎米」に決まってる‼
主観で言えばそう、でも客観的に言えばちょっと違う。
新潟魚沼産コシヒカリとなるだろう。
実はうちの嫁は新潟は越後、南魚沼郡塩沢町出身。しかも実家は農家とくる。
だからコメにはちょっと(どころじゃないが)うるさい。
どうやら魚沼産とはいっても北魚沼、南魚沼とあって銘柄の本場は南だとか。
(まあ、北の人は"北"って主張するだろうがね)
そこからじいちゃんが毎年、新米を少し送ってくれる。
確かに旨い!うちの師匠に食わせたが、「うーむ、こりゃ参るな。」と唸る。
(ただ「冬は雪に閉ざされて何も出来ないからコメの旨さは譲ろう」だって。)
そりゃそうだろう。島根産コシヒカリの約3倍以上の値段でJA出荷するらしい!
ただ、新米を食しても天と地との差ほどは感じない。最も違いが分かるのは、冷
や飯の時と古米の時。新米さながらの美味しさを保っている。

そこで朗報!この度、嫁の実家から「去年の米が余ったが要るか?」とあったの
で、即送ってもらいました。結構な量があるので希望する人にお分けしますよ!
せっかくなので物々交換でもしましょう。物は問いません。勿論身体で払ってく
れても結構ですよ(笑)。いる人は言って下さい。早い者勝ちで!
※但し、このお米は慣行栽培です。
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by ut9atbun61 | 2016-10-03 22:30 | 田舎 | Comments(0)

来春に向けて

長々と雨が降る。
百姓にはこたえる。
排水の悪い田んぼを無理矢理畑に仕立てたもんだから、通路は用水路。
マルチの中もぐしゃぐしゃで植え付けが出来ない。
晩生の白菜・大根はもう少し待つ事にする。

先週、雨の隙間を狙って有機の実証畑に緑肥ライ麦蒔き。
今冬の野菜植付けを予定してたのだが、うちの師匠が間違えて2tもの堆肥を
入れてしまった。ま、いいかと思ったものの、土壌分析は大目に見てくれない。
異常にカリ成分が増えてしまい、植付け断念。
それでもう少し炭素成分(緑肥)を増やす事に。
春夏であればソルゴーが効果的だが、寒くなる時期は麦系。
1反で8k播種。そして鳥に食べられないようトラクターで浅く耕うん。
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トマト栽培用のハウスにはソルゴーを蒔く。
こちらは締め切って保温出来るから年内にある程度大きくなると見越しての播種。
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これらは年内に刈って鍬込んで、来春からの夏野菜畑で恵みをもたらせていただく予定。
来年の準備を今から始める。それが美味しい野菜を作るコツだという。
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by ut9atbun61 | 2016-10-01 22:25 | 農業(有機) | Comments(0)