カテゴリ:農業(有機)( 110 )

有機のがっこう

最近めっきり御無沙汰のブログですが…。

最近農業を学ぶというのが面白くなってきた。
Iターンしたての頃は、うちの師匠にどやされながら朝から晩まで野良仕事。
“生きる哲学”の名の下、トコトン充実疲労感と自給自足感に楽しみを見出してい
た。しかし今は土作りしてよい作物を作りたいという欲求感が強い。
“何を今更言ってんだ”って、お笑いぐさであろうけど、私にとってはごく自然の
流れだと思う。つまり深化している(つもり)!
まだまだ私は土づくりの成果は出てない。が、一緒に学ぶ仲間の圃場の土・作物
が目の前で変わっていく様を見せられると尚更掻き立てられる。
「土づくりは有機農業も慣行農業も関係無い、対立の壁を作るな」という有機の
がっこう山下校長の言葉がストンと腑に落ちる。
政治も農業もすべては中庸だな。

4月から新年度開校、生徒絶賛募集中!
志共にする仲間たちとしっかり向き合っていきたい。
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by ut9atbun61 | 2017-03-23 23:32 | 農業(有機) | Comments(0)

来春に向けて

長々と雨が降る。
百姓にはこたえる。
排水の悪い田んぼを無理矢理畑に仕立てたもんだから、通路は用水路。
マルチの中もぐしゃぐしゃで植え付けが出来ない。
晩生の白菜・大根はもう少し待つ事にする。

先週、雨の隙間を狙って有機の実証畑に緑肥ライ麦蒔き。
今冬の野菜植付けを予定してたのだが、うちの師匠が間違えて2tもの堆肥を
入れてしまった。ま、いいかと思ったものの、土壌分析は大目に見てくれない。
異常にカリ成分が増えてしまい、植付け断念。
それでもう少し炭素成分(緑肥)を増やす事に。
春夏であればソルゴーが効果的だが、寒くなる時期は麦系。
1反で8k播種。そして鳥に食べられないようトラクターで浅く耕うん。
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トマト栽培用のハウスにはソルゴーを蒔く。
こちらは締め切って保温出来るから年内にある程度大きくなると見越しての播種。
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これらは年内に刈って鍬込んで、来春からの夏野菜畑で恵みをもたらせていただく予定。
来年の準備を今から始める。それが美味しい野菜を作るコツだという。
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by ut9atbun61 | 2016-10-01 22:25 | 農業(有機) | Comments(0)

希望の種蒔き

農業の話。
昨年から今年にかけて、農業という言葉につい力が入る。
私にとってちょうど転機と思うべき事が目の前にある。

昨年、高津川倶楽部という有機流通会社が誕生し、今年から有機のがっこうin
高津川が始まり、ちょうどいいタイミングで農協の補助金と出会った。

今まで私は、いつも「農」を積極的に語り、「業」を口にする事は無かった。
何だか金儲けの匂いがして避けていたし、語る程の自信が無かったとも言える。
しかしここんとこ思うに、「農」だけでは愉しさの域、「業」が加わると苦し
さが伴う。ここ数年は四苦八苦してばかり。
しかし苦しいばかりではない。多収や秀品によって売上が上がったり、評価を
得る嬉しさが伴ってくる。また探求心と向上心が格段に増す。
何か「業」を得た先に本当の「農」が見えてくるのかもしれない、そこまで思
うようになった。
うちの師匠の、金儲け否定的自給自足論を乗り越える時期なのかもしれない。
それは勿論、全否定ではない。思想として根底に置きつつ、農業の一般的価値
を上げるため(自他ともに)の一つの戦略とでも言おうか。

有機のがっこうの山下先生は言う。
「朝から晩まで農業の事を考えろ。」
「とにかく畑を1日中観察しろ。」
もはや先生の言う事は「業」というより「行」である。
その中で見えてきたものを実践すると良いモノができる。それを販売して初め
て「業」が成り立つのかもしれない。

さぁ、これから頑張っていいモノを作るぞ!というワクワク感と、行く手を阻
むであろうハンパない困難を思って、心が揺れ動いてはいるが、前に進む以外
手は無い。「Iターンの先駆け」とか「有機農業に取り組んできた」といっ
た形容詞を無駄にしたくない。それよか更に磨いて、そんな装飾を全て捨て去
ってスリムに格好良く見られたい。
色々と夢は膨らむが、確実に、堅実に、実践していきたい。
早速明日から、来年の事を考えながら緑肥種まき。
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by ut9atbun61 | 2016-09-22 21:20 | 農業(有機) | Comments(0)

言い訳

 昨日からようやく我が農園の稲刈り。
5反ちょっとで半分が無農薬、半分が除草剤1回のみ。
うちのボロコンバインで刈り始めたものの、昼過ぎからは法人の最新大型コ
ンバインが助太刀に。うちのは…哀れ側後部分から白い煙が…。
しかし法人コンバインも苦悶の悲鳴を上げる。度々エンジン停止で時間ばか
りが無駄に過ぎる。
「こねぇコナギがあったんじゃ、どねぇもならん!」
師匠から散々小言を浴びる。
結局、3分の2ほど刈っておしまい。残りは台風一過で。

今年はちと悪い。
農業は言い訳するな、と言われてきた。
だから、圃場を前にしていちいち人に言い訳する気はない。ぐっと堪えて黙
ってありのままを見てもらう。
その代わり、このちっちゃなスペースで言い訳を吐き出す。

去年までの数年、除草もそこそこうまくいき、収量も少しずつ増えてきた実
感があった。ところが、今年はその甘えと、ケール春作栽培に手を出した欲
で全く手が回らない。除草もそこそこに、片目をつむってケールに力を注い
でしまった。何の展望もなく、田んぼも何とかなるだろうという勝手な解釈。
まぁ、農業は正直。数年抑え気味だった田んぼの雑草コナギが活き活きして、
ホタルイも誘い込む。おまけに嫌々散布の除草剤1回の田んぼも負けじと雑草
天国。何とかしようと腰を上げた時にはどうしようもない…。
明日は雨。ゆっくり籾摺りでもしようかと思うが、乾燥機を見るのが怖い。
反5俵もないだろう。

最近ちょっと調子に乗って、あれこれ手を出し始めている。
それが見事に裏目。中途半端に虻蜂取らず。
これを機に来年、もう一度出直しだ。
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by ut9atbun61 | 2016-09-17 23:07 | 農業(有機) | Comments(0)

失敗の先に見るものは?

昨日、約1ヶ月ぶりのまとまった雨。ひとまず胸をなで下ろす。
そして今日は有機のがっこうで実地研修。
7月にソルゴー&米ぬかを鍬込み、2回耕うん。そして経過順調であれば、
来月には白菜・キャベツ・ブロッコリー・大根などの秋野菜を植付け、
年内には素晴らしい出来で祝杯!といった計画だったが…。
朝、圃場に行ってみると、全面が黒っぽい。雨に濡れての黒さでもないし。
さらにちょっと臭う。ひょっとして!昨日からおっさんがケールの元肥を
撒き始めていた。うちの圃場を間違えたんだ!その量約2t。
これではもう9月定植は無理(ガスが発生するから)。それ以上に過剰施
肥の心配も…。くっそー!とうめいたとこでどうにもならぬ。説明不足と
立会いしなかった自分に責がある。
天野事務局長も「それはあなたがいつも師匠さんに頼ってたからそんな事
になったのでしょ。」確かにその通り。少々強引な面倒見よいオヤジとし
て甘えてたから。いつかは自分でやろうというのが仇に。
山下校長の判断で、9月定植は無理、耕うんを継続して10月に葉物系冬
野菜を蒔くことに。気持ちの切り替え新たに早速耕うん開始。
失敗を成功に導く努力を始めよう!
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by ut9atbun61 | 2016-08-17 22:31 | 農業(有機) | Comments(0)

農夏は1日にしてならず

夏! 世は真っ盛り。友人たちは海へ、山へ、街へ、故郷へと繰り出す。
中には海外というゴージャスな奴も。
そんなネタをぼんやり聞き流しながら、忙しさに尻叩かれせっせと農作業。
収獲→準備→出荷→野良仕事→収穫→準備→出荷→…。大体このスパンが
1~2日。普通の農家では当たり前の事。
しかし我が家は夏休みともなれば嫁子供は帰省。出荷配達という仕事が増
えるのだ。だから「やった―、自由だ!」と手放しにはならない。
草刈、掃除、洗濯、食事、とおまけが幾つでもついてくる。そしてたまに
は、夜にでも英気を養わねばならないし。
おかげで最近は、座った時に睡魔に襲われるという始末。風呂、運転中、
夜読書と何やら危なっかしくなってきた。

以前の真夏はそこまでではなかった。
ヘリコプターの農薬散布の手伝いをやっていたから。作業は朝5時から夜8
時までと丸一日ではあったが、日中4時間ほどはフリー。読書やギターと
そこそこゆとりがあった。それでいて収入もそこそこ。
けれど、農薬は私の心と体に合わないので、5年ほどで白旗を挙げた。
勿論、その5年間は意味があったと思っている(嫌々ではあったが)。
農薬の実態を身近に感じ取れたし、現在有機でやっててもあの時があるか
ら周囲も理解してくれている(と思う)。

ただ夏場に空散分の収入を得るためには大変な事だと今更実感。冒頭の勢
いでやってもなかなか得られないお金。小さな自転車操業の感。

身体は終始悲鳴を上げているが、忙しさ故、暑さを多少忘れられるという利
点もある。「やれ終わった」と薄暗くなり始めた空を見上げると、もう涼し
い風が頬を撫でてくれる。

そろそろ、1人役の体力的限界が見えてきたので雇うという事も考え始めな
ければならない。まだ研修生を段取り良く指示出来てない私には、至難の業。

盆が過ぎるとすぐに秋作業の準備が始まる。
くそー!青春18きっぷよ。お前も自慢しながら私の前を素通りする気か‼
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by ut9atbun61 | 2016-08-12 22:03 | 農業(有機) | Comments(0)

ほんものの農業を目指して

農に魅かれて15年目の節目。ようやく経済観念と巡り合えそうな予感がする!
今年4月より『有機のがっこう高津川』が始まった。
先生は「土佐有機のがっこう」でお馴染みの山下一穂氏。毎月2日間、座学と実
習をみっちり行う。色々と目からウロコ三昧。
振り返ってみると、私達は有機農業を何か特別な神聖なものと捉えがちだった。
しかし先生曰く、慣行栽培と何ら変わる事がない。むしろ技術面は慣行栽培を見
習えという。ただ意識するのは、畑では人間はあくまで自然の力を最大限活用で
きるようお手伝いするだけの存在。所詮農業はバクチ、経験に裏打ちされての。

5月21日にソルゴー(牧草の一種)の種まき。土壌分析を忘れずに。
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それを7月21日にハンマーナイフモア(草刈機)で粉砕して窒素(米ぬか)と共
に鍬込む。
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今後2,3回耕転して9月に秋野菜を植え付ける。
きっと美味しい野菜が作れるはず。

出来る限り、ブログで現状況なりノウハウを披露していく所存です!
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by ut9atbun61 | 2016-07-23 23:27 | 農業(有機) | Comments(0)

有機のがっこうin高津川

日本に健全の森を作り直す委員会、本年度の目玉事業、『有機のがっこうin
高津川』が開校した。講師は有機農業の第1人者、土佐の山下一穂氏。
以前から興味があったので、迷うことなく手を挙げ、目出度くも実践圃場に
選ばれた。喜びも束の間、「さぁ、これで有機農業のステップアップだ!」
と息巻いて、一昨日昨日と実践&座学に臨んだのだが…。
私の有機農業15年のキャリアなんて、吹けば飛ぶようなものだった。

実学は、段取りの悪さに始まり、トラクターを手足のように使いこなせず、
出来ないところは人任せ。基本的なところで、参加者皆の前で赤っ恥。

座学では、意識の甘えを覚えた。今まで有機農業という文字の上に胡坐を
かいて座ってたところ、急に蹴とばされた感じ。
「皆さんは、有機マニアに野菜を売るという意識を捨てて、一般の消費者
に美味しくてきれいな野菜を売るという意識を持ちなさい。」
有機野菜だから小さくてもいい、虫食いでもいい、ひいては味が落ちても
いい、なんて自分への言い訳が肥大化して、宿っていた虫をつまみ出した。

「農業はバクチのようなもの、だから感性を磨いてツキを引き寄せろ。」
私好みのカッコいい言葉。しかしこの言葉には奥がある。裏打ちされた技
術を持った人が吐ける台詞。感性のみを矢鱈と口にする私は、三文役者…。

その他にも様々なジャブ・カウンターパンチを喰らった。
恥ずかしいし、ちと悔しい。だからこそ、心に火が付いた。
よしこれから徹底的に向き合ってやろうじゃないか!と。
今年は、初心に戻って畑仕事に打ち込めそうだ。
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by ut9atbun61 | 2016-05-24 00:10 | 農業(有機) | Comments(0)

田植えの意気込み

今日、田植えが終わった。
たかがされどの巡り巡って14回目の田植え。
なかなか思うようにいかない。上手くいって反7俵、悪けりゃ4俵弱。
不耕起だの粘土団子だのと、楽しく田と向き合ってた頃も今は昔。
今は淡々と機械に諭され三昧。

田に張った水がキラキラと輝くこの時期は、まだ希望に燃えている。
何となく実りの秋に緩む頬を想像しながら。
ところが紆余曲折あって、稲穂がうな垂れる頃には、私も倣って深々と。

無農薬で僅かな有機肥を入れ、草とひたすら向き合う毎日。
ヌカやコートブラシ、田車の助太刀を受けての地道な作業。
年齢を重ねる功は、手抜きの法、されども未だ至らず。

例年よりおチビな苗を見つめながら、言い訳をしてみる。
草にいともた易くねじ伏せられ、3カウントか?
それでもやるしかない、田んぼに水が入り続ける限り。

ヌカに思いを込めて、ぱぁっとばら撒く。
はらはらと白い粉が宙を舞って水面に吸い込まれる。
オタマジャクシは右往左往、イモリは死んだふり。

そこに、稲のおチビちゃん達が健気に踏ん張っている姿を目の当たりに。
そうだ、花咲か爺さんの底抜け笑顔を借りに行かねば!
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by ut9atbun61 | 2016-05-14 22:58 | 農業(有機) | Comments(0)

緊縛、その後

今年の大実験。ブルベーリーを緊縛して飛躍的な生産性を獲得できるか?
2月のブログで取り上げてから2か月。どうなったかというと、
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こんな感じ。違いが分かりにくいが、よく見ると、葉っぱの量と葉の色(青
々しさ)が違う。
新芽が出始めた先月に撮り忘れてしまったのだが、新芽の時点では一目瞭
然だった。自由奔放栽培はポツポツと出始めたのに比べて、緊縛栽培は黄
緑の新芽が一斉に吹いていた。
参考までに、一本の木で広げた部分(外側)と縛った部分(中央下部)を比べ
ても、やっぱり縛った方が生命力にあふれている感じ。
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ただこれをもって即座に、緊縛に軍配を上げるつもりはない。
1年を通しての総合的な判断、もっと言えば、収量、収穫しやすさ、品質、
手間など様々な視点から判断したい。
おそらく自然栽培や自然農は自然に適った理想の農法である。
しかし所詮農業は、不完全な人間が己の食い扶持を簡単に作ろうというさ
もしい動機が元。だから自分にとっての良い方法を探していきたい。
さてさて、実をつける頃にはどうなっているだろうか?
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by ut9atbun61 | 2016-04-22 22:03 | 農業(有機) | Comments(0)