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キューバ行く末

フィデル・カストロ議長が亡くなったね。
独裁者・革命家、と世界の評価を2分してきた20世紀の大物指導者。
人それぞれ呼称は異なれど、彼は一貫して強気を挫き弱気を助ける人だった。
常に強大国アメリカと対峙し、第3世界諸国の頼れる兄貴分。
時に人権抑圧者になれば、時に庶民のヒーローにもなった。
私個人的には良い悪いはない。ただ大好きなだけ。

私の様な完全なる無責任キューバウオッチャーからすると、東西冷戦から東側
崩壊の中を生き抜いてきた孤国がとる手段は、カストロ氏の政策以外考えられ
なかったと思う。ましてや、苦しい経済状況の中で、医療・教育・有機農業に
力を注いだ所に、何とか21世紀まで社会主義が生きながらえる事が出来た。

かつて読んだ「民族という名の宗教」(なだいなだ著)で述べられてもいたが、
社会主義は欠陥があれども、多民族国家においては民族を上手にまとめる(と
いうか抑え込む?)一定の機能を有していた。東欧やリビアなど(ある意味イ
ラクも)が崩壊した後には民族間紛争が起こったのはまさにそれ。
しかし、結局は社会主義から徐々に脱却していかないと時代は進まない。
キューバという国家の意味を今後も大切にしていかなければならない。

正直言って、今後ラウル氏の舵取りがちょっと不安なのだけど、これも時代の
流れと達観するしかないのかもしれない。
それにしても近いうちキューバ行きてぇ!!
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by ut9atbun61 | 2016-11-27 23:41 | Comments(0)

満州思ふ

今日9月18日は満州事変が起こって85年だという。
かつての日本は中国に「満州国」という新しい国を作った。
『五族協和』という理想に燃えつつも、現実はかけ離れていた。
国の理想と民の幸せはなかなか合致しないモノ。
私の母も満州で生まれて、散々辛い目にあって引き揚げてきた身。
何とか運よく引き上げ船団に乗ったと思ったら、爆撃を受けて、自分が乗った船は
奇跡的に免れたという。そんな話を聞けば、私自身も向き合わざるを得ない。

あの時代の評価は現在においても様々だ。ただし死人に口無し…推し量るのみ。
後は生きている方々の断片をつなぎ合わせて全体像を掴まなければならない。
けれども85年という歳月は、人が死に、徐々に記憶が失われていく。
全体像をつかむのは困難な作業になる。それでいて、あやふやな記憶はゆっくりと
変化していくもの。決して意図的にばかりでない。だからこそ難しい。
自虐も美化もいけない。決して歴史を捻じ曲げてはならない。

今は中国とまともな対話が出来てない状態だから、この問題はしばらくの間、鍵を
掛けて歴史の箱に仕舞っておくしかない。そして1日も早く信頼関係を結んでから、
両者歩み寄った歴史検証をやるべきだと思う。
そうしなければ、私はいつまでたっても満州の幻影に踊らされて、一喜一憂しなけ
ればならないだろう。

私が満州の扉を叩いた書は、漫画『虹色のトロツキー』安彦良和
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by ut9atbun61 | 2016-09-18 23:23 | Comments(0)

むのたけじ 哀悼 

伝説のジャーナリストむのたけじさん、101歳の大往生。
自由を追い求め、言葉を紡ぐという営みを最も大切にしてきた人だった。
私は、この方が大好きで大好きでしょうがなかった。
以前もブログの中で礼賛しまくっている。

「生物を飼わない農家は、農家じゃない。雑草の生えない農地は、農地じゃない。物言わぬ農民は、農民じゃない。歌を歌わぬ農民は、もっと農民じゃない。人が歌わなきゃ、土も歌わぬ。歌わぬ土に、良い成りものができるわけがない。」
私はこの詩が一番好きで、最近これを基に、唄を作ってみたところだった。

早速詞集『たいまつ』を読み返す。すると現代への遺言がちゃんと書いてあるじゃないか!
きんぺい君やらパクちゃんやらあべ君に是非聞かせてあげたい。

「陸・海・空の領有を主張して他国と対立している国々は、教師たちである。人間達を根元からダメにした根元の原因は、所有の欲望からきていることを教えつつある偉大な教師たちである。故にそれら諸国家には、身動きできない重さの巨大な勲章を与え、じっと座っていてもらわねばならぬ。一地球のものは地球に返せ。」(2000年頃の詩)

単に目くじらたててサヨク的言動を繰り返すわけではない。
痛烈なアイロニーで斬りすて御免てな訳。これぞ雑草ジャーナリスト魂。

「ボロを旗として一ものかね本位の世づくりは、心の柱を狂わせる。見つめればどれも砂の城。賑わう中身に何もない。…けれど、僕らは嘆かない。みのれぬ種子がみのらぬは、土はまともと物語る。土から出直す合言葉、ボロをかざしてよみがえる。夜明けに高くボロの旗。金ぴか言葉は二枚舌、ニシキノミハタはうそをつく。これまで一度も民衆に、幸せ運んだことがない。(中略)けれどぼくらはくじけない。いま民衆が巻き起こす、独立独歩、自主の風。達磨も立って歩き出す。さきがけてゆくボロの旗、世直し招くボロの旗。」

窮屈な時代と言われる昨今、こんな人があちこち出てきてほしい。
いや私も在野でむのさんのような生き方をしたい一人だ!
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by ut9atbun61 | 2016-08-21 22:14 | Comments(0)

処凛ちゃんが行く!

今や反貧困運動のカリスマになってる雨宮処凛さん。
彼女の文章が出てたので久しぶりに読んだ。マガジン9条「雨宮処凛が行く」
現在の私の唯一の自慢、処凛ちゃんとお友達だったんだよね!
彼女は昔からバリバリの左翼と思われてる方も多いだろうが、実は違う。
昔はゴリゴリの右翼だった。『民族の意思同盟』という超国家主義団体で、日の丸
掲げて特攻服をまとう姿は正直怖かった。
で、ひょんなことから左翼な私と出会って、一緒に朝鮮に行く事となり(ま、普通
じゃありえないわな)、意気投合して彼女の『維新赤誠塾』に加入。反米愛国民族
派パンクバンドという訳のわからないままにギターを弾いた。
その中で私は随分と相反する思想に影響を受けた。左から右に揺れて丁度収まりの
いいところに止まったと(自分では)思う。彼女は様々な立場の人と話すうちに右
から左へと急旋回した。これは決して世にいう転向というものではない。
右翼を名乗ってた頃の彼女の言葉は、常に「幻の天皇陛下、幻の日本」という心の
拠り所求めるものだった。しかし今の彼女の言葉は、社会からこぼれ落ちそうな人
たちに寄り添っている。だから私はハッとさせられるし、共感を覚えるのだ。そし
て何よりも陳腐なきれいごとは語らない。
ただ彼女は昔も今も変わらないところがひとつある。
幾つになっても夢を熱く語る純粋な少女かな…。


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by ut9atbun61 | 2016-08-07 22:40 | Comments(0)

変な野球談議

我が家の子供たちは今プロ野球に熱中。
長男の誕生日を前にして、たまには父親としての自覚を発露しようと思い、「何が
欲しいか」と聞いたところ、「ホークスかオリオンズの帽子」だと。「ああ、ソフ
トバンクか千葉ロッテの事だろう?」と聞き返すと、「いや、南海ホークスかロッ
テオリオンズだよ」と言う。
今どき珍しいと面白がって、早速ヤフオクで探し、安価なブツを手に入れる。
ついでに次男熱望の阪神タイガースものも。帽子と応援ユニフォーム。
(予備に東京日ハム優勝時の帽子も仕入れる事に)。

2人は大喜びで何やら試合の真似事を始める。耳をそばだてると、「じゃ、おらバ
ース掛布岡田のクリーンナップ!」「おいらね、ほんとはリー兄弟と落合がいいん
だけど、南海だから…門田、景浦と、まさかの雅!」
マニアック過ぎてつい吹き出してしまった。
親父の少年時代のプロ野球雑誌&漫画をひっぱり出してきて研究しているっぽい。
「じゃ、今日のピッチャーはバッキー対スタンカの対決じゃ!」
「???」私の記憶映像にない選手の名前が…。何かモノクロの匂いがしてきた。
奴らどっから情報を仕入れてきたのか。

それから毎日学校に帽子を被って行く2人。タイガースっ子は皆からワイワイ言わ
れてるそうだ。片や南海坊やは誰も触ってこないという。
唯一、校長先生ひとり「南海ホークスかぁ」としみじみと漏らしていたとか。
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by ut9atbun61 | 2016-06-17 21:56 | Comments(0)

KURUME on my mind ‼

先週末、中津・久留米弾丸ツアー(byランクル)を敢行。
叔母の1周忌法事と墓参りを兼ねて。
勿論メインはそれだが、私の狙いは久々の「久留米」を感じる事。
年寄子供を抱えての"帰郷"(そこにこだわる)だから、懐かしき知己達との再会
なんて時間はない。ただひたすら「久留米」を感じる事!

まずは大分道浮羽から高速降りて道の駅久留米。
ここで見た目胡散臭そうなおっちゃん指物師に吸い込まれる。
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木工の話から農業へ、そして身の上話、大変だ。
話しだしたら筑後弁が嬉しくなって止まらない!

続いて西鉄久留米駅へ。今も昔も変わらない場所。
西鉄電車に西鉄バスに西鉄タクシー、コンツェルン♪
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ただ岩田屋デパートに足を踏み入れると、余りの閑散ぶりにショック。
公害(いや失礼、郊外)の"○○タウン"への道は1キロ以上渋滞してるというのに。
 
そして、そして、お昼は『大栄』。元祖獣臭ラーメン。
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高校までは『大龍』、久留米離れてからは『大砲』ときてたが、いつも『大栄』
は臭いを嗅ぐばかりの存在(2回ほど食べた記憶はあるが味は覚えてない)。
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ここは、昔から看板メニュー「ホルモン&ラーメンセット」。隣りの気品溢れる
老女が果敢に挑んでるし。お味は?なんて聞くだけ野暮たい!
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後はこのポスターに書いてある通りで、何も言うことは無し。
勿論スープは全て飲み干す。これ基本。たとえ糖尿病でも。
健康面で言えば私は九州を離れて良かったかも。週3豚骨中毒にやられてたろう。

これでまた1年頑張れるとつまようじを咥えて、帰途に。
九州を離れる寂しさが募ってこんな光景に出くわしたり(運転手は無事な様子)。
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by ut9atbun61 | 2016-04-09 21:36 | Comments(0)

ブルワース

雪に降り込められた日々。
それを紛らわすかのように買いだめしといた映画を観る。
『ブルワース』(99年)、ウォーレンベイティ監督製作主演。
やっぱりウォーレンベイティは凄い。
これぞ現代版アメリカンニューシネマ! もう堪らん!

アメリカの闇をユーモアであぶり出し、次々とタブーをたたみかけてくる。
社会を良くするのも悪くするのも狂気。正気は何にも産まない。
この限りなく危険な姿に人間は何故か魅かれる。
悪びれないアメリカと恥をさらけ出すアメリカにも魅かれる。

次は何を観ようか。アメリカンニューシネマかヴィム・ヴェンダースか寅さんか。
娯楽超大作なんてものは、観れなくなってしまった私は時代についていけてない…。
ていうか、始めからついていく気がないだろうけれど。

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by ut9atbun61 | 2016-01-25 23:40 | Comments(0)

最近世間を騒がす事を思う

最近、安保法案について、友人の意見を聞いたり、考えを読んだりする事が多い。
反対・賛成それぞれの考え方はフムフム確かに、といったん自分の中に取り込む。
ただ自分の意見を正当化する余りか、異なる側への悪口批判はどうかと思う。
安倍がダメだとか、デモがダメだとか。
どっちもダメなところはある。けどそんな批判の応酬では意味がない。
それより、相手の意見に耳を傾け、自らの思想が絶対的に正しいのか振り返る方
が意味があると思う。つまり無知の知こそ今は大切。

私はどちらかと言えば法案反対の立場。憲法9条を守って外交努力と駆引きで何と
かアジアのバランスを取っていければと思っている。だからこそ、今の反対陣営
に対して心配してしまう。今の熱狂的デモに対して、「覚悟無き反対だったら貫
けないのでは?」「勢いと貧しい言葉だけでは相手を巻き込むことはできない」。
また賛成派から投げつけられる批判「対案も出さずに9条護憲で今まで通り平和
が保たれるのか?」「もし何処かが攻めてきたらどうするのか?」に対しては真剣
に考え込んでしまう。勿論ディベート的反論ならばすぐに返すけど。

一方、賛成の人はデモをこき下ろすのではなく、まずは政権が進めているやり方な
どをもう一度見つめ直した方がいいのではないか?「法的手続きや解釈に無理があ
るんじゃないか?」また「有事といって本当に近隣諸国が攻めてくるのか?」

お互いが自陣営の主張を疑う事から始めないと、議論にすらならない。
結局、国策に正論などない。ただ国を動かす人たちは、反対論に耳を傾けて真摯に
向き合いながら粛々と(政治家さんの大好きな言葉)落としどころを見つけていけば、
それが正論に近付く。それが今出来てないから、運動が巻き起こってるのだ。
おそらく政府の対応1つで、世論は変わっていくと思う。そうなったらなったで私
は困るけれど(笑)。

しかし私は、最終的にはどっちに転んでもいいや、という気でいる。
食べる物は作っているし、エネルギーもそこそこ自然で賄える。心のゆとりがある
から雑音に惑わされることも少ない。そこそこ持久力&体力もある。
これで戦争が起こりそうになれば、裸一貫、身体張って反対するし、起こってしま
えば、さっさと逃げ隠れしようと思う。うちの回りの御岳や須郷田山にでも身を潜
めりゃしばらく大丈夫!国や人がどうなろうとも、それぞれ個人の思想さえきちっ
と持っていれば何とかなるものだ。

私は言ってしまえば、無政府農本主義ダダイストという訳のわからぬ立場でいたい。
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by ut9atbun61 | 2015-09-02 19:46 | Comments(0)

今の世情に思うことひとつ


有名人の政治的発言の影響力は、とても重い。だから、決して激情的・扇動的に
なってはいけない、慎重にと思う。それが分かってるだろうお二人が話している
という事は、今の日本がのっぴきならない状況になるんじゃないかと心配もする。
最近、シールズという学生団体が盛んに抗議デモをしてる。それを支持・批判す
る声はそれぞれ多い。私個人的には学生の熱い思いを買いたい。私も学生自分に
はファッション的に憧れてヘルメット被りの真似事をした事もあるし、全共闘な
んかはまさにそうだ。ただし、学生の熱狂的原動力だけで社会がひっくり返って
しまってはちょっとまずい。学生達がきっかけとなり、社会が冷静な議論をして
国の方向性を定めていければベスト。
学生運動は、社会変革というより自己変革と考えた方がいいんじゃないだろうか。
つまり、学生たち自身にとってこの事は為になる(社会情勢の考え方、社会への声
の届け方、人を集めての盛り上がり方だってそう、後は上手な引き際も(笑))と
いう具合に。

だが、今自分が学生だったら、そんな事やらない。
マイノリティの社会運動だったら率先してやるけど、大勢の情熱の前では腰砕け
になってしまう。多分高田渡と同じように、ちょっと皮肉って距離を取るだろう。

理論的や政治的な分析も大切だが、つい忘れがちな、分かり易い“人間の感覚”の
言葉も必要だと思った。
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by ut9atbun61 | 2015-08-10 23:55 | Comments(0)

ドキュメント72時間

私の、唯一のお気に入りテレビ番組、「ドキュメント72時間」
金曜夜10時55分から。昨夜はすっかり忘れていた。
よりによって最も見たかった回。「久留米とんこつラーメン物語」!
私の故郷にある伝説の丸星ラーメン。
おばちゃんが、ラーメンの中に親指を突っ込んだまま運んでくるので、
「あ!おばちゃん、ラーメンの中に指が…」と言うと、めんどくさそうに、
「ああ、大丈夫、熱くなかけん!」という嘘のようなホントの話がある所。

やっぱり久留米人のアイデンティティはとんこつラーメンだ。
色々と店の事を語り出したらきりがないから止めとくけど。
再放送、来週水曜の午前2時に起きて見ようかな…。
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by ut9atbun61 | 2015-07-11 21:28 | Comments(0)