「世界同時革命」と「田舎からの国づくり」

「世の中を変える」って事は、特定の人が変えるんじゃない、そして特別な事を
する訳でもない、ただ自身が真摯に暮らしに向き合う事だけ、そう2人の師から
私は教わった。それは自省と悟りだった。
その2人が今月、相次いで亡くなった。元赤軍派議長の塩見孝也氏と有機農業の
“天才”こと山下一穂氏だ。
お二方に共通するものは、優しさとパトリオティズム(愛郷心)。
片や闘争と獄中を経て自省のパトリ、片や農から世界を俯瞰する悟りのパトリ。
余りにも突然、まだ気持ちの整理はできてない、てか、整理なんかできない。
ここは失った悲しみより、出会った有難さを噛みしめたい。
後日、改めて本ブログで追悼辞を記したい。

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# by ut9atbun61 | 2017-11-28 21:20 | 田舎 | Comments(0)

不思議な村の不思議な力

昨日、昼休み時に電話が鳴る。受話器の奥からはいつものだみ声。
「昼から、1時間ばかし、ちぃーとてご(手伝い)してくれんかのう」
でました、いつもの手! 天気良いから、このまま調子良く農作業を続けたかった
んだが…、「あー、ハイハイ。」と考えるより先に返事が口からこぼれていた。

13時。事務所に向かうとやはり居た居た。
隣の集落の大工に、左官、山師に…。お揃いの面々、おっさんに捕まり苦笑い。
さーて今日のボランティア活動は…、研修生新居の車庫作り、だそうな。
大工がぼやく。「チェーンソー研ぎを借りに来たらちょっと手伝えだと。」
それに山師が続く。「ちょっと研修生宅を見に来いと言われただけなんじゃが。」
“ちょっとちょっと詐欺”蔓延中。そこにまた新たな犠牲者が通りかかる。
町からたまたま上がってきた元大工、よせばいいのを車を止めて話しかける。
「皆お揃いで何しかね?」
「おーちょうどええところに来た。ちょっとてごせぇ!」
そのままインパクトとビスを押し付けられ、「わしは別の用事があるんじゃ…。」
と泣き言を言いながら屋根に上がる。
こうして、しかめっ面の面々も30分も経てば、職人の真剣顔に早変わり。
「ここはもう少し長めに切った方が後々細工しやすくなるで!」とか、
「ちょっと待ておっさん!こねぇなだらずをしたらいけん!こうするんじゃ。」
段々熱を帯びて、我が事のように活き活きとし出す。
私ももはや1時間ではきかなくなってしまった。まあこれも、いつもの事。

そうして陽が赤く染まり始める頃、いささかくたびれた面々は、すがすがしい顔
してビールを飲む。「はー、今日も捕まって昼からは仕事にならんかったわ!」
「そいでも、ええ仕事が出来たな。おっさんにはかなわんな(笑)。」

“嫌よ嫌よも好きなうち” この不思議な魔力こそ、田舎に必要な物かもしれない。
でもあんまり効き過ぎるのもどうかと思うけど…。
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# by ut9atbun61 | 2017-11-15 22:59 | 田舎 | Comments(0)

たまたま通信11月号

朝晩が冷え込んできたこの頃、相変わらず卵の供給が追い付いてない…。
それを打破すべく、新鶏舎建設段取りを始めた。来年からはきっと…!
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# by ut9atbun61 | 2017-11-06 22:37 | たまたま通信(養鶏) | Comments(0)

30周年に水を差す

大大盛況だったおくがの村30周年。早速そいつに水を差す気はさらさらないが、
思うところがあった。
翌朝、数人で後片づけをした。200人弱も集まれば宴会もわや。強者たちの足跡
は大変なものだった。タプタプんの水っぱらアルコール達が散乱し、色彩豊かな
オードブルの残党共が溢れかえっている。その横で大鍋のおでんの海原には大根
と卵らが所狭しと泳ぎ回っている始末。
これを見ると日本、いや世界の未来は暗いな…と悲観せざるを得ない。
余りに残飲食物が多過ぎる。こんな事が毎日どこかで行われているだろう。
確かに15時開催で、ざっくり200人分の飲み放題&オードブルを注文したから、
その結果である。これでもスタッフ達で5人前ずつは持って帰ったんだが…。
事前の打ち合わせで、オードブルか折弁当か、かなり議論をしたのだが、結局
鶴の一声でオードブルになった。全ては私らのミス。まずは食べ物に申し訳ない。

ただ、出席した大物の方々へも恐れず言うと、出来れば参加者という意識を大切
にして欲しい。「勿体無いからなるべく食べてやろう」とか「残るんであれば、
まぁ家族へ持って帰ってやるか」なんて事を考えて欲しい。また私も酔ってしま
うと、調子に乗って次々にビール栓を開けてしまうのだが、それにも注意しなけ
ればいけない。何か楽しい飲み会が貧乏臭いものになってしまうが、これも慣れ
だと思う。
こんな事言ってたらまたおっさんに怒られそう。
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# by ut9atbun61 | 2017-11-01 21:09 | 田舎 | Comments(0)

おくがの村30周年記念イベント

10月28日おくがの村法人設立30周年記念イベントが開催された。
私は20周年、25周年と携わってきて、だいぶ流れが分かってきた。

1部は歴史を振り返ってリレートーク、未来を語るパネルディスカッション。
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残念ながら私はゆっくりと聴くことができず、あたふたと走り回っていた。

というのも、2部の交流会を完全に任されたからだ。
楽しみ2割面倒臭さ8割。その2割を充実させるために、子供をだしに使った。
おくがのリズムセクションのミニライブの後、子供たちを引っ張り出して「
里の秋」と「ふるさと」の合唱。まず大人の心を軽く掴む。
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それから一呼吸おいて、研修生K&子供たちでミニ劇場を開演。
30年前の法人設立メンバーのうち、鬼籍に入ったおっさん達と研修生Kとの夢
の中での交流を仕立ててみた。
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練習の時は、ふざけてばかりで全く様になってなかったが、本番は違った。
気が入ってみんな本気&楽しげに演じている。またそれがそっくり。
まるで天上のおっさん達が乗り移ったかのよう。
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10数年前まで一緒に作業してきた、ひとくせもふたくせもある(今は亡き)
おっさんらを、10年前まだこの世に生を受けてない子供たちは当然知らない。
観ていてちょっと怖いぐらいだった。
そしてそれを食い入るように見て喜んでくれた法人メンバーのじじばばの姿を
見ていると、つながってる感が半端なく、泣きそうになってきた。
キザだけど、人が作っている歴史を身近に感じる瞬間ってこんな時なんだろうか。
大変だったけど良い大会になった!
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# by ut9atbun61 | 2017-10-31 21:31 | 田舎 | Comments(0)