最近思ふこと

この世は摩訶不思議な話に溢れている。
どこに正義があるのか、そもそも正義なんてものはないのか?

TPPという問題に対し、日本中の(7割ぐらいかな?)百姓が反対している。
正直言って、私の立場からすればどっちでもいいや、というもの。
うちは大規模農家でもないし、どこかと競い合って生きている訳でもない。
小さく耕して、小さく稼いで、小さく繋がっている。
強いて言えば、都会に生きる消費者の為に私は反対しよっかな、と思う程度。

一方、JAは農業者の立場から『断固反対』と鉢巻巻いて息巻いている。
それはそれで私は筋が通っていると思う。
ところが、先日届いた農政連(農業者政治連盟)の通信にはJA、農業者出身
の国会議員さん御二人が、この度TPP法案賛成した経緯を述べていた。
本来は反対なのだが、今後の党内(つまり自民党)での立場や発言力の低下を
考慮して止むを得なかったと弁明している。そして今後はこれまで以上に、農
業者の声を国政に反映させていきたい、と締めくくっていた。

私はこの発言に対して批判する気はない。議員さん方は色んな人と相談し、悩
んだ挙句、苦渋の決断を下したのだから。またこの場では、TPP推進派にケ
チをつける気も無い。彼らなりの論理で進めているだろうから(気に喰わない
論理は一杯あるけどね)。

問題は農業者やJAの立場。あれほど団結し、反対を叫び続けて、それで身内
議員が折れてしまうと、その場では怒りつつ、いつの間にかウヤムヤ。
次の選挙ではまた同じ政党、同じ人を応援する。自分たちの代表を国会にって。
今度こそってか?

別に政府自民党を応援するな、と言いたい訳ではない。
トコトン応援したいのであれば、自民党の発言や政策(農業を強くするという)
を信じてついていくべきだし、全く誤っていると思うなら、今後応援しないぞ
という本気の脅しを掛けないと、自分たちの意見は届かない。
農業新聞は、選挙の時に推薦議員一覧(9割自民党)を全面広告で掲載してい
るが、もういっそのこと、「この度は政府にすり寄る議員さんを応援しません」
なんて極太文字で掲げたらかっこいいだろうに。


多分政府のお偉方は、農業系議員とJA・農業者を軽~く見てるに違いない。
何やったって最後はついてくるだろうとたかをくくっている。
そういう意味では、農業系議員も不甲斐ない話だ。議員生命の一つや二つ懸
けても痛くはないだろう。後世の記憶に残るのだが。

そう言う私も田舎の付き合いとはいえ、農政連に加入している。この先輩方
には随分かわいがってもらった。別にこれに憤慨して辞めようとまでも思わ
ないし、喧嘩もしない。せいぜい、総会に顔出して自分の意見は言わねばな
らないだろう。

そうでないと、高田渡が唄う、理も非も分からない世界になってしまうから!
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by ut9atbun61 | 2017-01-26 22:28 | 田舎 | Comments(0)
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