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農訓

久々に本業農業の話を。とは言え、みっともない話をさらけ出すのだが。
昨年より、遊び心から中玉系の多色トマトに力を入れている。産直で良く売れたから。
今年は尚更と思い、ネットで様々な中玉トマトを購入し、苗作り。
1週間ほど経ってそろそろかな、と思ってたところ、ネズミがセルトレイ苗床を荒らしまくり。
おかげで殆どをほじくり返された(おまけに他の夏野菜まで)。悲しいやら腹立つやらで、
一気に気持ちが萎えた。しかしそうも言っておれず、再び種まき。

今年は他にも色々とうっかりミスが続く。
先輩によく言われてきたのだが、農業人はすぐにヒト・モノのせいにしたがる。
天気がどうだからとかあいつに任せたせいでとか、体調が悪かったから、とか。
そうは言っても、全ては防ぐ事が出来た筈という。
天気を読んで万全の対策をしとけばいいし、段取り良く人を適材適所に使えばいいし、体
調なんか管理しとけばいいし、たとえ体調が悪くても気を張っとけば問題はない。
失敗は全て自分への甘えから生まれるのだと。確かに私には耳の痛い話。
この位はいいだろう。きっとこうなってくれるだろう。明日になりゃ何とかなる。
ついついそういう気持ちが芽生えてくる。そうすると必ず失敗する。
ネズミだってそうだ。まだうちのハウスには出た形跡が無かったので、大丈夫だろうとたか
をくくっていた。床を上げて対処すれば問題は起きなかったはず。
気の緩み、甘えが大きな失敗へと繋がってしまう。
研修の時は人の苗(稲)を預かる仕事をしていただけに気をつけていた。
自分で始めてから慢心が芽生え、更には遊び心の苗作りだという安易さが加わった。
くそっ!と思うがもう遅い…。
これを良き教訓にして、再び初心に帰らなくては。
言うは易し、行うは難し。
明日からはきっと…。


by ut9atbun61 | 2014-04-11 23:13 | 農業(有機)
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